ある日、某総合病院の精神科の臨床心理士R氏(以下R)が精神科外来に行くと、心理検査のオーダーを入れておく入れ物にオーダー用紙が入っていました。R氏はそれを見て大変驚きました。オーダー用紙には以下のように書かれていました。
患者名:○田○吉(86歳・男性)
臨床診断:適応障害・アルツハイマー型痴呆
検査名:カウンセリング
オーダー目的:家族がカウンセリングを希望しているため
備考:よろしくお願いします。このオーダーを出したのはKという若い男性医師でした。この日、Kは他の病院での勤務の日であり不在でした。しかも、この患者がカウンセリングを受けるために来る予定になっていたのはまさにこの当日でした。
…結局、この日は無断キャンセルになったため(運良く)Rはこのオーダーに関して後日Kに直接断ることができたのでした。
問題:このオーダーを出した精神科医Kの問題点を3つ以上箇条書きにし、なぜそれらが問題であるのか各項目に関して臨床心理学的および精神医学的観点から説明せよ。
注1:なお、この問題に関する解答はコメント欄では受け付けない。解答は、ブログを持っている者はトラックバックで行うか、あるいはロテ職人へ直接メール(rotemeister@hotmail.com)で送られたもののみ有効とする。コメント欄に解答が書かれた場合には、管理者による削除の対象となる(なお解答以外の感想等はむしろ書いてくれるとうれしい。ロテ職人はTB&コメントが好物。最近は広告クリックも好き。よろしく)。
注2:R氏にも問題点はあると思うが、この際その辺は無視すること。
解答期限は2/21(月)の0:00とする。たくさんの解答をお待ちしております(本当に解答する人はいるのか?)。
追記:「主訴」の欄は「臨床診断」の誤りでした。灰色のたぬきさんからいただいたTBで気づきました。訂正しておきます。