先日のエントリ、小学校低学年向けの科学の本をアップしてから気づいたのですが、実は当該エントリは元々この本を紹介したくて書いたのでした(書いてる途中で当初書こうと思っていた内容からずれるのはよくあることです。このブログに関しては)。
車と星、ロケットとハンバーガーに共通していることはなんでしょう?それは、どれも同じ92の元素からできているということ。そして、それは人間も同じです。つまり、この宇宙全体に存在するものすべては、92の元素からできているのです!
でも、どうやって?
それは、この絵本を読めばわかります。この絵本では、元素それぞれの性質を説明しながら、それがどう結びついて、地球上、いや全宇宙のあらゆるものをつくっているかを説明しています。周期表と簡単な実験コラムもあって、内容はもりだくさん。身近にあるもの――例えば、石や岩、海、自分の体、絵の具などなど――が、どんな元素からできているのかもわかります。元素入門にふさわしい1冊です。
この絵本を読んだあとでは、周期表がまったくちがって見えてくるはず!
高校時代、化学は結構好きだった…というか、ワタクシにとって化学はセンター試験では落とせない得点源でした。先日、書店の絵本コーナーで見つけ、懐かしさとともに子どものために買いたいなとチェックしたのがこの本でした。
中身をちゃんと見ていないので断言はできませんが、恐らく小学校低学年から中学年向け、読み聞かせをするのであればその年齢の子どもにも理解可能なのではないかと思います。
特に最近、テレビを見ていて「ヨウ素」「セシウム」なんて言葉は原発がらみでよく出てくると思いますが(話題になっているのは、いずれも放射性同位体ですけど)、それぞれの物質がどんな性質を持っているのかわかりますか?私もなんとなーくなら説明できそうですが、やっぱりちょっと自信がありません。
ある意味タイムリーな絵本なんじゃないかと思います。
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ついでに以前も紹介しましたが、ワタクシ的に「科学絵本」と言えばお勧めはこちら。
本書では、1ページ、1ページ、10倍ずつ大きくなる世界を比べながら、やがて地球を出発して、惑星・星雲・銀河へと旅を続けてゆくきます。さいごにたどりつく10の27乗mの世界って、いったい、どんなところなのでしょう。さあ、いっしょに、大きな大きな世界への冒険旅行に出かけましょう。
本書では、1ページ、1ページ、10分の1ずつ小さくなる世界を比べながら、顕微鏡でみることのできる世界からさらに進んで、分子・原子・クォークへと旅を続けてゆきます。さいごにたどりつく10の-34乗mの世界って、いったい、どんなところなのでしょう。さあ、いっしょに、小さな小さな世界への探険旅行にでかけましょう。
これはどちらも我が家の子どもはよろこんでました。低学年くらいなら読み聞かせ理解できるかと。小学校中学年くらいなら多分自分で読めます。
皆様もお勧めの「科学絵本」ありましたら教えてくださいな。