一昨日の記事、共働き家庭における育児でも紹介しているのですが、なかなか面白いので改めてご紹介。
takashiさんへの再反論をしようと思いまたぱらぱらとながめてたんですが、この本、なかなか面白いです。特に自分がまさに子育ての真っ只中にあるということもあり、自分自身の問題として研究結果を概観することで、育児に対して今までとは異なった視点が持てたりするように思います。特に『父親のありようと家族相互作用』と題して多文化間での父親のあり方(これは恐らく学会のシンポジウムを再構成したものだと思います)、そしてヒト以外の動物家族における父親のあり方を見ていく中で自分の子育てのあり方を改めて振り返ることができました。
子育て臨床の理論と実際 日本家族心理学会 金子書房 2002-05 |
ロテ的お薦め対象:学部生~大学院生(興味があれば一般の方も);家族研究に役立つ本
家族療法や夫婦カウンセリングに関する各論も述べられており、発達心理学領域の人だけではなく臨床心理学徒も参考になることは多いと思いますし、家族関係の研究がしたいと思っている学部生なんかはこの本から卒論のネタのいくつかをみつけられるんじゃないでしょうか?(…家族の研究をしたい人はとっくに持ってるかもしれませんね)2000年4月から2001年3月までの家族心理学関連文献一覧も載っておりお得度は高いです。
「家族心理学年報」とあるように日本家族心理学会の年報なんですが一般書籍扱いになっています。で、私が持っているのは2002年のこの号↑だけなんですが、新しいのも出ているので一応ご紹介しときます。
家族カウンセリングの新展開 日本家族心理学会 金子書房 2003-05 |
家族内コミュニケーション―こころを運ぶことばの力 日本家族心理学会 金子書房 2004-05 |
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