高校生くらいの頃はよく読んだんですけどね>岩波新書
とりあえず専門書が必要なので一般向けの本は読まなくなるという感じなのかも。
そんな昨今、久々に手にとった岩波新書がこれ。
子どもが育つ条件―家族心理学から考える (岩波新書) 柏木 惠子 岩波書店 2008-07 |
自己肯定感の低下、コミュニケーション不全の高まりなど、子どもの「育ち」をめぐって、様々な“異変”が起きている。一方、子育てのストレスから、虐待や育児放棄に走る親も目立つ。こうした問題の要因を、家族関係の変化や、親と子の心理の変化に注目して読み解き、親と子ども双方が育ちあえる社会の有り様を考える。
まだちゃんと読み込んでいないのですが、「あとがき」に
本書は、私の専門である発達心理学と家族心理学の研究に基づいて、「子どもが育つ条件」だけでなく、「おとなが育つ条件」についてもかなり紙数を割いて扱っています。
とあるように、生涯発達心理学的な視点が重視されているところが興味深いです。
そして個人的に父親の要因に関する知見が多く含まれているところは、やはり自分について色々考えさせられるなと思った次第でございます。
価格も安いですしさらっと読めちゃうと思うので、興味のある方はどぞー。
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