先日のエントリー【これは】ロールシャッハ解釈の諸原則【買いでしょ!】で紹介した本、今日届きました(やっぱりアマゾン早い!便利!←わざとらしい?)。予想通りなかなかよさげです。
ロールシャッハに関連した本は他に【まずは】新・心理診断法【ここから】と【かなり】ロールシャッハ・テストの体験的基礎【お薦め!】でご紹介していますが…やっぱり難しいのかなぁ。このレベルだと。『~体験的基礎』なんてすごく良い本だと思うんですけどね。
そんなわけでたまには思い切って簡単な or 使えるロールシャッハ関連本をご紹介。ただ、誤解して欲しくないのは今回ご紹介する本だけでロールシャッハを使えるレベルになれると思ったら大間違いってことですよ。何度か言っていることかもしれませんが、その解釈仮説がどうやって導きだされてきているのか…それを理解できるくらいで初めてまともな解釈が可能になるのではないかと思います。その辺りを踏まえた上で今回の本は見てみてください。
というわけで初心者のための2冊です。
ロールシャッハ・テストQ&A 岡部 祥平 菊池 道子 星和書店 1993-12 |
包括システムによるロールシャッハ解釈入門 高橋 雅春 西尾 博行 高橋 依子 金剛出版 1998-06 |
ロテ的お薦め対象:ロールシャッハを学び始めたくらいの人
『ロールシャッハ・テストQ&A』は題名を見てわかる通り、ロールシャッハの施行からスコアリングにかけて、新・心理診断法だけではわかりにくい部分、よく疑問が出てくる部分についてQ&Aの形式で回答しています。実際、初心者にとっては役に立つかも。
『包括システムによるロールシャッハ解釈入門』は文字通り「包括システム」に基づいて書かれているのですが、片口法・阪大法・名大法など使っている人にとっても「使える本」のはずです。カスタマーレビューにもありますが、日本人の標準データとして参照可能であるとともに、エクスナーの解釈仮説も援用できると思います。使えるもんは何でも使いながら自分なりの仮説を構築できるようになるのが最終的な目的でしょう。
繰り返しになりますがこれらの本だけではロールシャッハはできません。ただ非常に参考になるのは確実です。そういった意味でお薦めです。よかったらどーぞ。
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