密かにリンクリストにも入れさせていただいております
KogoLab Research & Review
の2/28のエントリでこんな本が紹介されておりました。
研究計画書デザイン―大学院入試から修士論文完成まで 細川 英雄 東京図書 2006-02 |
著者の細川英雄氏は早稲田大学大学院日本語教育研究科の教員であり、つまりこの本は心理系の本ではありません。
心理系の本ではありませんが、Amazonの紹介文と目次を見るだけでわかる内容の充実度に感動してしまったのですよ。
出版社/著者からの内容紹介
オリジナルな研究計画書を書き上げるためにもっとも必要なこと。それは、あなた自身の考えの中身と、その確かさです。本書では、自分自身の考えを深化させ、「研究」の俎上に載せるプロセスをクローズアップ。何をどのように考え、表現すればいいのか……テーマの設定から研究論文への展開まで、思考と表現による新しいアプローチを提案します。
(・∀・)イイ!!こと言いますよね。
そう研究計画書ってのは「大学院に入るため」に書くものではなく、あくまでも「自分の研究計画をプレゼンテーションするため」に書くわけですから、「受かるための研究計画書」ではなく「自分のアイディアを深め、確実なものにするための研究計画書」が必要なのですよね。
目次
第1章 大学院で学ぶことの意味(今、なぜ大学院か・充実した生活と仕事のために ほか)
第2章 研究計画を立てる―その設計と方法(志望動機から研究計画へ・研究計画の設計とその枠組み ほか)
第3章 研究論文を書く―その考え方と方法(研究論文を書くために―仮説の位置づけから他者提示へ・「書く」ことの意味―普遍的な知の構築をめざして ほか)
第4章 研究計画書の出来上がるまで(問題関心から問題意識の具体化へ・研究実践の立場をつくる―日本語教師百合さんの場合 ほか)
第5章 日本語教師をめざす人のために(日々の実践を生かす研究を求めて・学習者と向き合う視点 ほか)
かなり具体的かつ的確なステップがここで提示されています。
大学院で学ぶ(ここは問題ですけどね。「研究する」です。「~を学びたい」と面接で言った私はしっかり落とされましたw)意味・目的ってのは間違っても「資格取得」ではないですし、そこのところから既に研究は始まっているのではないかと。
その後の流れも全て「心理学」「臨床心理学」にそのまま置き換えることが可能です。
で思ったのですがこれの心理学版を作ったら、かなり売れると思うのですが…(臨床心理学版ならなおさら)
誰かやる人いませんか?
さらにそれを萌えマンガ化wしたら、変な売れ方するかもしれません(売り上げ的には下がりそうな悪寒)。
え?お前がやれって?
20年後だったらやってもいいです。
今の私がこれやったら、「おめーが言うなよ」と様々な方向からツッコミ入れられること必至です。今は無理です。絶対無理。ダメ。絶対。いじめかっこ悪い。
…でも「ロテ職人」名義だったら…
…ひょっとしてバレない?
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