心理・精神医学本

【社会心理学的】人を支える心の科学【観点から】

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この「心理・精神医学本」シリーズのエントリー、色々紹介したい本はあるんですが自分の研究テーマにからんだ本というのはなかなか難しいですよね(どうしても身元バレの危険性があるので)。いかにして「自分の研究テーマと関係なく見せながら紹介するか」という課題を抱えている今日この頃であります。
で、今日ご紹介する本なんですが…なんでこれ読もうと思ったんだっけ…と一瞬考え込んでしまいましたが思い出しますた。

人を支える心の科学
松井 豊 浦 光博

誠信書房 1998-04
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ロテ的お薦め対象:学部生~大学院生;研究テーマ探しに役立つかも
誰もレビューしてないですけど、この「対人行動学研究シリーズ」は結構良い本そろってると思うんですけどね。社会心理学の入門書としては読みやすいし、研究テーマ探しにも役に立つんじゃないでしょうか。
本書では「第1部 援助行動研究の深まり」「第2部 ソーシャル・サポート研究の展開」で研究を概観し、そして「第3部 災害と援助・サポート」では災害時の避難所の運営やボランティアの組織化に関する研究や自然災害時において対人的なネットワークが破壊されてしまった際のソーシャル・サポート過程のあり方についての諸研究がレビューされております。
別に私はこの第3部に興味があったわけではありません。私がこの本を読もうと思ったのは、第1部で述べられている援助行動の動機、特に「共感」というのがどのように援助行動につながるのか?という点に興味を持ったからでした。この本1998年初版なので研究のレビューとしては物足りない(やや古い)かもしれませんが、特に援助行動、ソーシャル・サポート研究の入り口としては非常に入りやすいのではないかと。
興味があればどうぞ。

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