心理・精神医学本

【鼻血が出るほど】日本臨床MMPI研究会監修・野呂浩史,荒川和歌子,井手正吾編『わかりやすいMMPI活用ハンドブック―施行から臨床応用まで』【わかりやすい】

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いや、別に鼻血は出ませんがそれくらいわかりやすいってことで。

立ち読みでチラッと見ただけなんですが、これはMMPI使いならばマストバイですばい。

心理検査結果のフィードバックがクライエントの理解やクライエントとの良好な関係につながる専門スキルとされ,心理検査結果の共有がチーム医療の核とされる現在,MMPI(Minnesota Multiphasic Personality Inventory:ミネソタ多面人格目録)もまた,そのための有用なツールとしてのニーズが高まりつつある。

MMPIの基礎知識・施行法・臨床応用をくわしく解説した本書は,ロールシャッハ・テストとのテストバッテリー,クライエントへのフィードバック法,MMPIの解釈方法,多数多彩の症例提示,MMPI研究最前線,コンピュータ利用についても詳述した,実践本位のテクニカルガイド。

資料として「樹形図:MMPI」「重要語チェック」を添付するなど,臨床心理アセスメントを学ぶ初学者はもちろん,現役心理臨床家,心理職とのチーム医療をこころみる医師にも役立つ情報満載の本格テキスト!

出版社のサイトでは目次&序・まえがきより一部が読めますよ。

わかりやすいMMPI活用ハンドブック金剛出版

鼻血は出ませんが、とにかく懇切丁寧にわかりやすい記述ということでは徹底してる感じがします。

特に驚いたのが「第3章 臨床的解釈の基礎」。超初心者向けなんでしょうけれども、専門用語にいちいちルビがふってあるのってどうなんでしょ?「妥当性尺度」が読めない人がこの本を手に取るとは思えないのですが…超ゆとり世代向け?

あと「序」を書いているのがあの受験の神様w野田秀樹氏である辺りはちょっと謎です。いやまあ、確かに臨床心理士の資格も持ってるし、誰か編著者の関係でアレなんでしょうけれども。

MMPI「も」扱っている心理アセスメント関連本は最近でも結構たくさんありますが、訳本ではなくMMPI「のみ」を扱ったマニュアルってのはかなりレアなのではないかと思います(私が知らないだけかもしれませんが、一応チェックしている…はず)。

そんなわけで現場でMMPIを使う頻度が高い人は絶対持ってた方がいいっす。

興味がある方は是非どーぞ。

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