雑記

じいちゃんのこと

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母方の祖父のお話。
…と言っても、私が物心つく前に亡くなっていたのでこれは間接的に聞いたお話。
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祖父は戦後の数年間、シベリアに抑留されていたとのこと。


恐らく強制労働に従事させられていたのでしょう。
帰国して自宅に帰ってきた時、玄関にあったジャガイモを喜びながら生で食べたというエピソードから察するに、相当過酷な環境で働かせられていたことは容易に想像できます。
当時、抑留されていた日本人は一説によると約107万人、死亡者は約34万人ということで、帰ってこられただけでも運がよかったのかもしれません。
そして祖父が帰って来られたのは運だけによるものではありませんでした。
祖父は元々大工をしていたこともあり、抑留先ではずいぶんと重宝がられたそうです。
本物の職人としての技術が、過酷な生活を生き延びる糧になったと言えるでしょう。
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翻って自分のことを考えてみます。
もし今、捕虜となって強制労働に従事させられたとしたら果たして生き延びることができるのか、と。
まず無理だと思います。
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私の持っている技術はきっと「生き延びるためのもの」ではないのだと思います。
それでも自分の技術は磨いていきたいと思います。
亡くなったじいちゃんのように、自分の技術に誇りを持てるような職人になりたいと思っています。
参考:シベリア抑留 - Wikipedia

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