当ブログ的には大変お世話になっております遠見書房さんの今月の新刊が出ていたのですが、そのラインナップの中にこんなのがありました。
自然災害などの大規模災害後のストレスから子どもを守るために
かばくんと一緒に,「あんなこわいこと」と向き合って,かばくんと一緒に元気になろう。
阪神震災から15年間,日本各地はもとより世界中の自然災害などによる被災地をまわり,ストレスケアを続けてきた冨永教授による,被災後に高まり続けるストレスを減らしてゆく絵本です。
前半は絵本で,後半は心理教育的解説で,子どものストレスを減らし,不安を解消します。
なお,本書の印税と売り上げの一部は,東日本大震災の復興支援として募金いたします。
ということで、遠見書房初(多分)の絵本です。
出版社の紹介ページでは、中身を一部閲覧することもできますよ。
災害後のこころのケアのために かばくんのきもち──絵本で学ぶストレスマネジメント(遠見書房)
著者の冨永良喜氏はもう皆さんご存じかと思いますが、この分野のトップを走る方ですわな。阪神大震災以降、スマトラ島沖地震や四川大震災などの際にも現地で被災者の心的ケアにあたり、「この絵本の現地版も発行」したのだそうな。
絵を描いてるのは…この方は存じ上げませんが、心理士さんなのですね。冨永氏の関係者…なのかな?
今、問題に直面している子ども達のためだけではなく、いつどこで災害が起こるかわからないこの世の中で、やっぱり持っておいて損はない一冊なのではないかと思うわけですよ。
興味のある方は是非どぞー。