スクールカウンセラー

スクール・カウンセラー制度-その構造的問題-(3)

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なんだか、takashiさんのコメントで私の言いたいことはほとんど言われてしまったような気はするんですが…

 

>「増え続け、仕事が無くなってきている臨床心理士資格保持者の受け皿」

しかし、ダメなことに、臨床心理士養成系の大学・大学院のカリキュラムって、「病院臨床」モデルと「民間専門相談機関」モデルに特化されている場合が多くて----学校臨床についての教育やトレーニングは軽視されている。

学校臨床についてあまり勉強していない人が、修了後すぐ学校現場に入るってのも----認定校出身の人で、「心理アセスメントはスペシャルにできるのだけど、面接ができない」人だとか、「私はカウンセラーなので、授業・講義はしません・できません」人、「相談室にひきこもっている」人などなど、実際にいましたからねえ。学校では使えません。

そうです。本来非常に高度で広範囲に渡る技術と知識を身につけていなきゃ勤まらないはずの学校臨床の現場に、修士課程を出たての人間が入るなんてとんでもない話ですよ。仮にその人が学校臨床に特化した教育を受けていたとしても。

また学校臨床の現場ってのはほとんど一人職場なわけで、そこに何らかのフィードバックを望むのも難しい…と。

そうなると就職先としてどんどん提供はされるんだけど、そこに入ってくるのは質の悪い人材ばっかりで、結果としてスクールカウンセラー全体に対する評価も下がっていき、貴重な就職先も失われていく。その証拠に…なるのかはわかりませんが、17年度でスクールカウンセラー事業は終了になりますよね。

結局、業界は自分で自分の首を絞めることになってしまうわけです。

もちろん優秀なスクールカウンセラーもいるとは思いますが、私が聞き及ぶ範囲ではなかなかそういう人はいないみたいです。人材豊富なはずの都市部の研修とかに出ても現状の悲惨さは垣間見る事ができます。

さて…指定大学院というのは滅びゆく運命にあるのかなぁ…と。現状を見る限りではお先真っ暗ですね。臨床心理士志望の人。それでもなりたいですか?

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