皆さん、スタージョンの法則って知ってますか?
はてなダイアリー - スタージョンの法則とは
Sturgeon's law - Wikipedia, the free encyclopedia
を見ていただけるとわかるように
「SFの90%はクズである──ただし、あらゆるものの90%はクズである」
という、アメリカのSF作家Theodore Sturgeonの言葉に由来するものです。
確かにそう言われてみるとうなづけるような…気もします。
さて5/6のエントリやっぱり気になる「修了」と「卒業」で、Maelstromさんからコメントいただきました。
僕は少なくとも科学的思考に基づく研究に関しては
いまに始まる問題ではないと思います。
その意味で指定校制度による大学院のレベルの低下については
納得できるところはありますが、心理職全体のレベルの低下という点では
いまいち納得できません。
つまり、そんなに変わってないのではと思いますが。
ただ、心理職が多くなったので目立つだけ、なのではないでしょうか。
…どういう文脈でこういう話になっているかは当該エントリとコメント欄をご覧いただくとして…
確かにMaelstromさんのおっしゃっていることはそうかもしれません。
スタージョンの法則に照らし合わせてみて「指定大学院の9割はクズであり、そしてその学生の9割はクズだ」と言われた場合
私はすんなりと納得してしまいます。
で、まあ9割という割合は昔と変わらず、単に心理職が多くなったからクズ心理士が目立つだけであろうと…
って実は問題はそこだと思うのですよ。
単に「心理職が食えなくなる」ってだけの問題だったら別にいいんですが、クズ心理士が増えることで困るのはクライエントさん・患者さんですよね。
割合は変わらなくても、そういうクズ心理士が増え、関わるクライエントさん・患者さんが増えることで被害を被る人も増えるわけです。
それって大問題だと思うんですよ。
…【市場調査】本当に医療系心理職の需要は高いのか?【してる?】でも述べたのですが、
未だに私は心理職が増えること、そしてその需要の高さに関しては、懐疑的な目を向けざるを得ません。
そして少なくとも、クズの割合は変わってないけど心理職が多くなったので目立つだけ…
ということがそもそも大問題なのではないかと思っています。
皆さんはどう思いますか?
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