昨日のエントリ、久しぶりに週末研修でつぶれたでご紹介した明治安田こころの健康財団のロールシャッハ講座、開始したのは今から30年以上前なのだそうです。
当時、講師は片口安史氏本人であり、晩年、視力がほとんどなくなった状態でも続けていたそうな。
で、何年もくり返される講義の中で、頻出の質問というのがあるわけです。その実際に出てきた質問を集めてその回答とともにまとめた本がこちらです。
ロールシャッハ・テストQ&A 岡部 祥平 菊池 道子 星和書店 1993-12 |
さすがに実践的な内容になっていますし「これは初心者は困るだろうなぁ」と思われる質問が盛りだくさんです。
もちろん『Q&A』だけじゃ修得できないっつーか、これは必須ですけどね。高いけど。俺のもうボロボロだから新しく買い直そうかなぁなどとも思う今日この頃。
新・心理診断法―ロールシャッハ・テストの解説と研究 片口 安史 金子書房 1987-06 |
初学者はついでにこの本も買うと完璧。片口法のスコアリングのための問題集です。
ロールシャッハ・テストの学習―片口法スコアリング入門 藤岡 新治 松岡 正明 金子書房 1993-10 |
エクスナー式=包括システムばやりの昨今ですが、わたくしの持論では片口をマスターしていれば包括システムはすぐに理解できるはず。私も何らかの事情があって「明日からエクスナーにしろ」と言われても対処できるはずです。たぶん。
初学者にはマジお薦めの3冊でした。
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