資格問題

基礎系にも無関係ではないのですよね

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以前、トラックバックさせていただいた荷方の「不定記」資格問題について触れられています。たぶん荷方さんという方は認知心理学を専門とされている方だと思います。んじゃ、ちょっと引用してみましょうか。

そこへきて今回の「医療心理師」の法制化の動き,そんなにサイコロジストを作ってどうするつもりですかね.
「まだまだ足りない」とも「もうオーバーフロー」ともいわれる臨床系の心理屋の数,要は力のある臨床家はまだまだ必要だけど,絶対数自体は足りてるのではなかろうか.

その通りだと思います。今日のエントリ、師匠…でも書いたんですが「医療心理師はどの程度の数が必要なのか」「医療心理師は年間どれくらいの数の資格取得者を見込んでいるのか」という疑問は以前からたびたび書いてはいるんですが、未だに誰からも回答がありません。ほんとアフォ臨床家(←「臨床家」と呼ぶに値しないような輩)がこれ以上増えても仕方ないんですけどねぇ。
あと、学生さんなんかはこういう事態をどう思ってるんでしょうね?少なくとも手放しで喜べるような事態ではないと思うんだけどなぁ…(mixiなんかを見てると…ねぇ?)。

なぜか小さな大学では「社会心理学」や「教育心理学」,「心理学一般」のポストの求人にも「臨床心理士資格」が必須とかかれたりする有様.そのうち臨床の「覚え」がないとアカデミックな就職はほとんどなくなるような勢いである.

そうなんですよねぇぇぇ!
私個人としては今現在、臨床と基礎(というかそれ以外)の断絶というのは感じないし、むしろ積極的に交流していくべきだと思うんですが、こういった状況が続くと臨床の領域に対してよく思わないそれ以外の分野の方も増えていくんじゃないでしょうか(ってもう既にそういう人たちいます?)。

しかしまあなんですな,少しでも力量のある臨床家を養成したかったら,ソロバンはじいて学生を集めたりせず,今までのとおりに,いたいけな大学生に「考えていたのとは違う心理学」のシャワーを浴びせ,それでも臨床に噛り付いた学生を徹底的に鍛えて,力のあるサイコロジストに仕上げるが良いように,門外漢には思えるのだが.

私は「考えていたのとは違う心理学」がすごく楽しかったんですよね。私はまだまだ力量のある臨床家とは言えませんが、でもそういう形での教育は非常に大切だと思いますし、少なくとも私はそういう教育を受けてよかったと思っています。そうした中から曲がりなりにも「科学とは?」とか「心理学とは?」とか「心理学の中での臨床の位置づけとは?」みたいなことを考えられましたからね。
まあ、そういうのを大学風洗脳と呼ばれる立派な臨床家の方もいらっしいますが…何度でも言いますが私はそういう考え方は臨床実践にもフィードバックされ得ると思います(詳しくは過去ログの本日の大学風洗脳を参照のこと。
そんなわけで基礎系にも無関係ではない資格問題。今後どうなることなのやら…。事態が動くまで、そして具体的なことが明らかになるまで静観したいと思います。

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