心理・精神医学本

報告書の書き方に関する本…って?

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抗議ばっかりしてても何なので本の紹介でもしましょうか。
21のエントリ、ランキングでヨックタイさんからこんなコメントいただきました。

学生としては心理検査の報告書の書き方は気になるところであります。
良書がございましたらご紹介ください。

これ…実はなかなか難しいんですよね。意外に「書き方」について書いてある本って少ないんですよ。
でも、それって当たり前のことなのかもしれません。オーダー理由によって書き方というのは変わってくるはずだし、職場によってもポイントというのは違うかも。さらにその報告書を「誰が読むのか」ということを考えて、書き方を変えていかなければならないと思います。
そんなわけで「この本!」というのはありません。もし他にお薦めがあったら教えていただきたいのですが、とりあえず私が参照している本を何冊か挙げておきましょうか。

心理アセスメントハンドブック
上里 一郎

西村書店 2001-06
売り上げランキング : 36,516
おすすめ平均

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ロテ的お薦め対象:心理アセスメントを生業にしている、またはしたいと思っている人
高いといえば高いんですが、そこそこ使えるとは思います。少なくとも私は値段分、元は取ったような気がします。それぞれの検査をして報告書を書けるようになるためには、もちろんそれぞれの検査に関する専門書が必要になりますが、包括的に知っておきたいということであれば、この本はお薦めです。
あと細かいことはあまり書いてありませんが、心理アセスメント全般に関してはこんなのどうでしょうか?

診断と見立て―心理アセスメント
氏原 寛 成田 善弘

培風館 2000-02
売り上げランキング : 86,733

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ロテ的お薦め対象:心理アセスメントの概要について知りたい学部生~アセスメントのトレーニングの入り口に入りかけた院生
臨床心理学と精神医学の大御所二人の共編によるこの本、「診断」と「アセスメント」に関しての概論書としてはなかなかよろしいかと思います。第IV部 心理アセスメント では、各検査についてかなりあっさりとではありますが触れられております。DSMの診断システムの問題点なども書かれており、心理アセスメントへの入り口として理解しやすい本だと思います。
こんなもんでどうでしょうか?>ヨックタイさん
他にも良い本があったらコメント欄等でお知らせいただけますと大変うれしゅうございます。

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