子育て 心理・精神医学本

外山美樹著『行動を起こし、持続する力 ――モチベーションの心理学』

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子育てをしていると、まあ色んなことに関して日々試行錯誤の連続なわけなんですが、ふと「心理学の知見では実際のところどうなの?」と思うことがあります。

え?そんなことも知らないのは、お前がちゃんと勉強してないからだろって?

はい。まさにその通りです。

それはそうなんですが、子育ての中で常識として捉えられていることが研究では必ずしも支持されていない…なんてことも少なくないのですよね。

そういう意味で気になった本がこちら。

◆ほめれば、やる気が起こる?◆

「褒美をもらうとモチベーションが高まる」「子どもはたくさん褒めて伸ばせ」「レベルの高い学校に行ったほうが学習意欲が高まる」「悲観的に考えると失敗する」「要は意識の持ち方次第だ」・・・どれも、一般的に信じられている常識です。でも、心理学の世界では、このようなモチベーションの考え方を覆す知見が、次々と発見されています。その発見とは?

モチベーションを高めるとうたう自己啓発本はたくさんありますが、心理学の知見をきちんと踏まえた一般書は、意外にもほとんどありません。新しい心理学の成果をわかりやすく理解できる待望の一冊です。

ロングセラー『人を伸ばす力』と併せての展示をお願いいたします。著者は筑波大学准教授。


出版社の紹介ページはこちら。

行動を起こし、持続する力 - 新曜社

こちらでは目次とまえがきが見られますよ。

この本に書かれているような知見が、子育て支援なんかで実践的に活用されたらいいよなあと思う今日この頃でありますし、自分自身の子育てを見つめ直す機会にもなるんじゃないかと思ったり。

ちなみに関連書としてあげられているこちら。

もう10年前の本ですが結構売れてるらしいっす。

人を伸ばす力: 新曜社通信

こちらも合わせて、興味がある方はよろしければどぞー。

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