資格問題

心理職が精神保健福祉士資格を取得すること

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おはようございます。ロテ職人です。
熱い議論がなされている本日の「サンバじゃない」のコメント欄ですが、その中のいくつかのコメントで「心理職が精神保健福祉士の資格を取得する」ということについて言及されています。


ちょっと引用してみましょうか。
浅木wrote:

まず前提として、「医療心理士」(この時点の医療心理士が現在の国家資格化で騒がれている「医療心理師」かどうかは分かりませんが)が、数年のうちに国家資格化されるだろうという動きがありました。
それで、「臨床心理士」の資格は意味をなさなくなり、紙切れとなる。
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特に医療現場では、それが顕著。
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国家資格化されるまでのつなぎとして、病院で採用されたいなら「PSW」の資格がが必要。
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学生は、通信教育でもなんでも、利用してPSWを取っておくべき。
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実際、まわりでは、PSWの資格を取って病院に入っている人は大勢いる。
と言う、話しの流れでした。PSW資格は特に、指定校ではない大学院で修了後に職にありつけるかどうかと言う危機感が高い人たちが、積極的に取得している雰囲気でした。

臨床心理士ですがwrote:

それから確かに現場によっては、「国家資格は無いけれど必要だから」という理由で、採算を度外視して心理職を採用する職場もあるかも知れません。ですが、それはごく少数となるでしょう。中には心理職を雇うために、クライエントから高額の実費を取る事になるかも知れません。また心理学がベースにある「PSWという国家資格を持っている人」を雇う方向になっていくかも知れません(nobuさん、説明ありがとうございます)。これは浅木さんが言っているように、そう言う動きは既に始まっています。まぁ、「低いレベルで認められた国家資格」を認めるよりは、「医療現場で働くためのPSW国家資格」で良いというのなら、それはそれで良いのですが・・・う~ん・・・。
いずれにせよ「国家資格は無いけれど必要」と思ってもらえて、それぞれの職場が様々な努力を以て心理職を確保していくのは良いのですが、果たしてそれで本当に良いのでしょうかね?

あげはwrote:

でも、それで病院に入ったとしても心理職としての仕事ができるかどうかの保障はないですよね?PSWの資格を持っていたら、PSWとしての仕事を与えられる確率が高いと思うんですけどねえ。。そこが取る取らないの分かれ目になるんでしょうかね。。

臨床心理士ですがwrote:

ただ、当の心理職がこうまで「いらない」と言って、「じゃあいいよ」となり、国家資格化されなかった場合、厚労省は違う手立て(PSWの活用~例えば、PSWの教育や研修に心理関連の課題を増やして、心理職の業務を補うなど)を考えるようになるということも考えられます。そして場合によってはそれで補えてしまったなら、それこそ心理の国家資格化は永遠に無くなってしまいます。そうしたら本当に心理職の必要性はそれまでということになりますね。と、ここまで書いてきて、なんか、これ、あり得そうな気もしてきた。心理ベースのPSWでも良いわけですからね…。実際、もう既になされているところもあるし\\\。終いにはPSW業務に「心理療法」「心理検査」なんてのも入れられたりして!?そうしたらどうします?ロテ職人さん?!
それからあげはさんの意見の中で、「他の専門職に必要とされているか実際に見てみよう」ということに関しては、他の専門職と言うよりは「クライエントさんに必要とされているかどうか」と言うことの方が、私としては重要な気がします。
変な話し心理職が居なくても、上記のように心理職的かかわりの出来るPSWの人がいたら、それはそれで仕事がすんでしまうかも知れません。ただ、前にもどこかで書きましたが、ベースが心理学の人と福祉の人では、仮に同じ仕事をしたとしても、どうしても違いが出てしまうようです。その違いが本当に分かるのは他の専門職ではなく、援助を利用しているクライエントさん自身なのではないでしょうか?

…先にこの件に関してコメントしますが、
> 終いにはPSW業務に「心理療法」「心理検査」なんてのも入れられたりして!?
この部分、個人的には「やれるもんならやってみな」って感じでしょうか。そもそも専門性が異なる職種なわけだし、「まともな」心理アセスメントや「まともな」心理療法をやろうと思ったら、「まともな」PSW業務(あるいはPSW養成の)片手間ではできないと思います。
もし
> 厚労省は違う手立て(PSWの活用~例えば、PSWの教育や研修に心理関連の
> 課題を増やして、心理職の業務を補うなど)を考えるようになると
> いうことも考えられます。
となった場合は、それは「心理職」というものがそこまでのものだったということなのでしょう。つまり「(PSWにとってかわられるような)心理職はいらない」ということです。結局、「本当に心理職が必要なのか」という私やあげはさんの最初の疑問に戻るわけです。
本当に「単なる悩み事相談」的なカウンセリングだったら、PSWでもできる…というかPSWやMSWの方が「悩み事相談」への対応は圧倒的に上手いですよ。それを踏まえた上で心理職の専門性を改めて考えていく必要があると思います。
・・・・・・
さて、これからが本題です。
この議論、心理職側の立場からのみの議論なんですが、心理職が精神保健福祉士の資格を取得することについて、この問題の片方の当事者になるはずのワーカーさん達はどう考えているんでしょうね?もちろん、医療心理師国家資格制度推進協議会の参加団体に日本精神保健福祉士協会が名を連ねているのもこうした「二重資格」の状態に反対だという面もあるのかもしれませんが…
デイケア等の診療報酬の算定上、どうしても仕方がないという理由であれば百歩譲ってわからなくもないんですが、そういう形で資格をとった人ってPSW業務もやらされてたりするんじゃないかなぁと思ったり。そうなるとそんなことをさせる病院そのものが「アフォ病院」認定決定だと思うんですけど…
なんかまとまらないなぁ…とりあえず今はPSWの人の意見が聞きたいですね。それも「日本精神福祉士協会」としての意見ではなく、市井のPSWの人の意見が(だいたい私の意見は「臨床心理士資格認定協会」の意見でも「全心協」の意見でもなく「私」の意見なのですから)。もしこの件について一家言お持ちのPSWをご存じの方は、是非ともそうしたワーカーさんにこのブログのことをお知らせいただけたらと…よろしくお願いします。
#ということで、いくつかの福祉系のblogへとTBさせてもらいました。このTBがスパムだと判断された管理者様は遠慮なく削除してください。
さて、今日もお仕事がんがりましょうかね~ん。

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