臨床心理学

想像力が欠如してるからそういうことするのかなぁ・・・

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とりあえず関係してるかもしれないし、書いてみたら結局関係してないってことになるかもしれない過去ログ。未読の方はどぞー。
博士課程の保有者対象の教員採用試験の話から臨床家と人生経験の関係について連想…てか妄想してみる(08/02/29)
社会人経験と臨床能力の関連について改めて考えてみよう(08/03/11)
で、本題。
先日、多分臨床心理士資格保持者だと思われるある方のブログを発見したのですが、その中のあるエントリで「過食嘔吐」や「リスカ(=リストカット)」を試しにやってみた的な感じのを見つけたのです(あまりにアレなな感じであり、あんまり関わりたくないのでリンクは張りません。)
それを読みまして、とりあえずバカじゃね?と思った次第。
もちろん、そういった問題を抱えている方に対して「バカじゃね?」と思うことはありません。何が「バカじゃね?」なのかと言いますと、ホントに試しにやってみたとしか思えないからです。


実際のところそのブログでは、「何でそんなことをしたのか」という動機については明言されておりません。なので、以下は完全にワタクシのエスパー能力に基づく憶測になりますが、おそらくそのブログ主は「過食嘔吐やリストカットをする患者・クライエントの気持ちを知りたい」ってなことを思っていたのではないでしょうか。
そういうことを考えてそういうことをするってのは、やっぱりバカだと思います。
なぜバカか?・・・バカっつーか、想像力が欠如してんじゃないかと思うですよ。
大体、全く同じような行為であっても、その体験の仕方ってのはもう人それぞれなわけじゃないですか。試しに過食嘔吐やリストカットしてみたとしても、患者・クライエントが全く同じような体験の仕方をしてるなんてことはあり得ないです。
その辺に思い至らないというのが、想像力の欠如をうかがわせる要因その1。
そして、要因その2。
全く同じような体験の仕方はあり得ないのですが、それでも臨床場面においては、患者・クライエントの話を聴いて、彼らの体験における情緒的な動きなんかを理解するという過程は必須のことなのではないかと思うのです。そして、それはどんな理論に基づいていても必要なことなんじゃないかと思います。
で、そこでこそ想像力というのが発揮されるべきなんじゃないでしょうか。
上記過去ログのコメント欄でデスマさんが「絵の具」の例えを用いて、クライエントを理解することについて言及されています。私も基本的にデスマさんの意見に賛成です。
ただ、私は自分の経験がクライエントの経験を理解する際のノイズになってしまう可能性というのも考えています。今回問題にしたブログの例では、試しに過食嘔吐やリストカットをしてみた経験が、本当にクライエントの過食嘔吐やリストカットの経験を理解する役に立つのだろうか?と疑問に思うのです。
そういう経験なしでも、想像力で相当の部分が補えるんじゃないか・・・というところに考えが至らない時点で、既に想像力がかなり欠如してるんじゃないかって感じがするんですよねえ。
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ってな感じであんまりまとまっておりませんが、なんかコメントとかありましたらよろしくお願いしますです。

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