最近、書店でこの本を見つけたのです。
図解 よくわかる大人の発達障害 中山 和彦 小野 和哉 ナツメ社 2010-10-13 |
発達障害の方は、生まれつきの特性を理解し、社会に適応していくスキルを身につけることが大切です。本書では発達障害の基礎知識の他、ケーススタディーを豊富に盛り込み、成人期に直面する問題とその解決策、支援の形について、わかりやすく解説しています。
まあなんといいますか、一般の人向けですね。確かに具体的な支援法、対処法なんかについて、わかりやすく書かれてていい感じです。
で、同じシリーズでこんなのもありました。
図解 よくわかる 大人の アスペルガー症候群 上野 一彦 市川 宏伸 ナツメ社 2010-04-16 |
アスペルガー症候群の方は、その特性ゆえに周囲からの理解が得にくく、悩んでいる人が少なくありません。本書はアスペルガー症候群、発達障害の基礎知識はもちろん、成人期に直面する様々な問題を取り上げ、その解決のヒントや支援の形等を解説しました。
こちらは現物は見てないんですが、たぶん同じようなコンセプトなのだろうなと思います。
ちなみにどちらも出版社のサイトで一部「立ち読み」できますので、興味がある方はどぞ。
図解 よくわかる大人の発達障害(病気) - 中山和彦+小野和哉:著|ナツメ社
図解 よくわかる 大人の アスペルガー症候群(病気) - 上野一彦+市川宏伸:著|ナツメ社
で、紹介しようと思ってAmazonさんでの検索結果を見たところ…ん?
なんか同じようなタイトルの本が。
よくわかる 大人のアスペルガー症候群―自分勝手、わがまま……と思われがちな人たち もしかしたら、アスペルガー? (セレクトBOOKS こころのクスリBOOKS) 梅永 雄二 主婦の友社 2010-09-27 |
人とうまくコミュニケーションがとれない。KYと呼ばれ、疎まれる。自分勝手との印象。ひょっとすると、アスペルガー症候群かもしれません。知的遅れがない分見逃されやすい発達障害の全て。
子どもの発達障害については、ずいぶん理解も進んできました。しかし、大人の発達障害の場合、それも特に知的障害を伴わない「アスペルガー症候群(高機能自閉症)」に関しては、ずっと「うつ」だとか「ADHD」だとか別の診断がついているケースが多いのです。周囲が気づかずに、仕事や人間関係を無理やり理解させようとしても、本人たちは「生きづらい」だけです。この本では、大人のアスペルガーの特性をこまかく解説し、職場の環境をどうやったらいいのか、職場ではどう接すればいいのか、また、本人にとっては、どうすれば生きやすくなるのか、それらをケーススタディをからめながらわかりやすくイラストを多用して解説していきます。発達障害はその人の「特性」です。そのことを理解したうえで、周囲がサポートしていくことが、なにより大事なのです。アスペルガー症候群の人は、ときにびっくりするくらいある分野での才能を開かせることがあります。人として、社会として、そんな才能開花の道をふさぐことなく、つきあっていきたいものです。
タイトルも似てるんですが、コンセプトも激似というかなんというか。…いや、こっちの方は現物見てないんで何ともいえない部分はあるわけなんですが。そして出版時期も近いんですよね。主婦の友社の方が先ですけど。
そして同じシリーズでこんなのも。
よくわかる大人のADHD(注意欠如/多動性障害) (セレクトBOOKS) 司馬 理英子 主婦の友社 2010-11-01 |
片づけられない・時間に間に合わない・仕事を途中で投げ出す。代表的な発達障害の一つであるADHD(注意欠如・多動性障害)は、子どもだけでなく大人にも多い。大人になって初めて気づき、悩む人が後を絶たない。子どもでは見過ごされてきた症状が、大人になり、会社勤めをし、結婚生活をして多くのトラブルを引き起こし、悩み続ける。日本ではまだまだ理解されていない大人のADHDの問題の解決法を、『のび太・ジャイアン症候群』で逸早くADHDを日本人に知らしめた著者ならではの、具体的な対処法をふんだんに紹介する。子育て・夫婦関係・会社でのトラブルを解消し、ズタズタにされた自尊心を取り戻し、自信を取り戻すための一冊。
…とりあえず需要が高いってことだけは間違いないようです。これらに限らず、関連本って最近特に多いような気がするのでした。