資格問題

改めて臨床心理士資格試験の2次試験について考えてみる

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昨日のエントリ、ウソついてまで資格欲しいもんかなぁ…をアップした後も色々考えておりますが…やっぱり変だよなぁ
いただいたコメントの中にもありましたが、ウソつかなきゃいけないような質問する方がより悪いのは悪いですね。確かに。
で、気になったのは面接の内容ってのはどの程度その面接官の個性が入っているのかなぁというところだったりします。
当該エントリのダックスさんのコメントによると

「教員やめますか」の問いに対して、「やめます」と答えたことに対して、「やめる必要はありません。教員として何ができるか考えることが大切です」と助言されたという話も聞きました。

という話もあれば、正当な理由を含んだ「(今は)辞めません」という返答に対して

「それなら、臨床心理士でなくてもいいじゃない。」と突っ込まれました。さらに、もう一人の面接者が、「あなた、日本K心理学会に所属されてますよね…どうして?」という質問が続き、冷静に答えられず、T先生が「学校心理士でいいじゃない」と…続きました。

と返してくる面接官もいるわけですよね。
…これは果たして同じ試験なのか?って感じがしてならないのですよね。


基本的に2次試験というのは落とすための面接ではないと思います。ある程度1次試験で点数が取れていさえすれば。たぶん。
で、恐らくはボーダーラインにいる人々の処遇を決めるために使うか、あとは、筆記試験はできるけど箸にも棒にもかからないような人をいかにして落とすか…ってことになってくるのではないかと思いますが…じゃあ、その目的でどうやって2次試験の面接内容を統制していけばいいのかって話になりますよね。
内容をコントロールするってことは極端な話、全ての会場で全ての面接者が全く同じ質問をすれば、これはなかなか統制されているんじゃないかってことになりますが…それで何がわかるかってことになると、これはなかなかよくわからないって話になりますね。
…ダメっぽい人を落とす面接ってのはどうすればいいんでしょうかね?しかも色んな考えを持った面接官がいる中で、それぞれの面接官の言動をコントロールするのは…やっぱ無理でしょうねぇ…。
臨床心理士だからって資格試験の面接のプロじゃないですし、そんな短時間で妥当なアセスメントなんてできないですからね。うーん…
考えているとよくわからなくなってきました。
例えばH・Beckerさんがおっしゃったように、現職教員に対して

教員を続けるのは前提とした上で、「どう自分の仕事に活かすの?教員という立場とどう両立させるつもり?ほんとうにさせられるの?」ということ

を聞いたとして…色んな反応が返ってくるでしょうし、それに対する面接官の反応もまた様々でしょうし…。
いっそ中途半端な面接なんてやらない方がいいんじゃね?という考えも出てくるんですが、いかがなもんでしょうね。
あの面接試験をなくせば、ずいぶんとコストダウンにもなるような気もしますし、むしろそのエネルギーを資格取得後の研修の充実に回した方がはるかにいいんじゃないかという気もしますよ。
あんまりまとまりませんが…どうでしょうね?

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