心理・精神医学本

新しいスタンダードになるかも(とりあえず自分の中で)

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昨日、リンクを張ったPeppermint Blueで紹介されていたのですが、こんな本が出てたのですね。知らなかった…。

質問紙調査の手順 (心理学基礎演習 Vol. 2) 質問紙調査の手順 (心理学基礎演習 Vol. 2)
小塩 真司 西口 利文

ナカニシヤ出版 2007-11
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当ブログ的には小塩真司氏と言えば、このシリーズであり絶賛お勧め中なわけでございます。

SPSSとAmosによる心理・調査データ解析―因子分析・共分散構造分析まで SPSSとAmosによる心理・調査データ解析―因子分析・共分散構造分析まで
小塩 真司

東京図書 2004-05
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研究事例で学ぶSPSSとAmosによる心理・調査データ解析 研究事例で学ぶSPSSとAmosによる心理・調査データ解析
小塩 真司

東京図書 2005-10
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実践形式で学ぶSPSSとAmosによる心理・調査データ解析 実践形式で学ぶSPSSとAmosによる心理・調査データ解析
小塩 真司

東京図書 2007-07
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これから卒論や修論でSPSSを使用する方々にとっては(っても今年度提出予定の人が今から購入するのは既に赤信号が点灯してる感じ?)マストバイになりつつあるのではないかと。
んで、これまで質問紙作成をして研究するという方々に対して、私はこの本をお勧めしてきたのですが…

心理学マニュアル 質問紙法 心理学マニュアル 質問紙法
鎌原 雅彦 大野木 裕明 宮下 一博

北大路書房 1998-05
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今回ご紹介する『質問紙調査の手順』はこれに変わる新しいスタンダードになる可能性のある一冊です。…ってもまだ実物は手に取ってみてないんですが…いやでもこの辺の自分の嗅覚は結構当てになるのではないかと思うのですよね。


とりあえず出版社のページよりコピペ。

読んで試してしっかり学ぶ、質問紙法のコツ。
質問紙を作成して、調査を実施し、その結果を分析をして、研究をまとめるまで――本書に沿って質問紙調査のコツを身につけよう!質問紙法の基本的な考え方をふまえ、尺度項目の作成法、調査の依頼・実施における注意点、データの入力、分析・考察の仕方から研究者倫理まで、具体的にすべての手順を解説!

んで、こちらが目次より

1 はじめに
2 質問紙の基礎知識
3 アイディアから質問紙へ
4 構想発表を行う
5 先行研究を調べる
6 問題と目的の書き方
7 尺度項目を作る
8 質問紙の構成
9 調査の依頼・実施における注意点
10 データの入力・整理
11 Excelによるデータ解析
12 SPSSを使って分析する
13 方法および結果の書き方
14 考察のしかた
15 研究者倫理

これは質問紙調査に限らないのですが、研究初心者が陥りがちなパターンとして、どんな分析手法を使うのか考えずにとりあえず質問紙作って調査やってみて、んでデータは集まったもののどう料理して良いのかわからず途方に暮れる…ってのがあります。
これには単純に統計を(とりあえず研究で使えるレベルには)理解していないということも当然あるのですが、それ以前に「実は自分が何を知りたいのか、わかっているようでわかってない」ということがあるんじゃないかと思うのです。…つか、この辺のことは自分が学生の時に、先輩から何度も何度も言われたことなんですけどね。
この本の場合、データ入力から分析・考察まで踏まえた作りになっているところが肝なのではないかと思います。構想発表、先行研究を調べるってところにも言及してるのはまさに「かゆいところに手が届く」って感じなんじゃないでしょうか。
んで、発行が11月になっていますが、これもう少し早く出せなかったんですかね?(なんて無責任なことを言ってみる)
というか、夏休み前くらいに出していれば、卒論の調査を控えた学生さん達にかなり売れたんじゃないかと思うのです。と言ってもまあバカ売れする類の本ではないですし、1年とかそういう短いスパンで売ろうとしてるわけじゃないでしょうけれども…。
とりあえず来年卒論・修論を書くであろう方々には大プッシュしたい1冊です。興味のある方はどぞー。私も注文すると思います。てか、注文します。しました。ポチっ。
まだ在庫あるみたいなんでどぞー。

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