精神科リハビリテーション

普及協会の回し者…ではないですよ

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昨日の記事、子育てとSSTでliedさんからコメントいただきました。

 

ところでSSTの件なんですが、アンテナの方にSST普及協会のリンクがあったことと思います。SSTはそういった場で学ぶのが良いものなのでしょうか?
というのは私の通う病院の職員掲示板にSST普及協会の講習会の応募用紙がおいてあり、看護師長さんには興味があるならいくといいよ(とやけに気軽に・・)言われたりもしたんです。
参考までに意見を聞かせていただきたいな・・なんて思っています。よろしくお願い致します。

これは是非とも行かれたらいいかと思います。臨床実践というは何でもそうかもしれませんが、殊SSTに関してはまずは講習会・研修会で実際にやってみるのが近道です。

SSTをお薦めするのも色々といいことがあるからなんですが、私はSSTって精神科リハビリテーションの入り口として非常に入りやすいということを挙げたいと思います。もちろん、SSTというのは精神科臨床だけではなく、教育だったり矯正だったりと様々な分野で用いることができます。

で、SSTというのは心理職だけではなく、医師・看護師・ソーシャルワーカー・作業療法士など様々な職種の人が使っているんですね。SSTはこれらの職種を結ぶ共通言語であり、架け橋の一つになるのではないかな、などとも思っています。

臨床的な志向性は(一応)精神分析系である私がSSTに興味を持っているというのは意外かもしれませんが、普及協会の会長の西園昌久氏(福岡大学名誉教授、心理社会的精神医学研究所所長)は元々分析系の人であり、日本精神分析協会の会長でもありますからね(この辺、西園先生は非常にうまくやってるなぁ…という感じですが)。臨床上有効なものは色々使えた方が、色々と技は持っていた方がやっぱりいいですよね。

というわけで、興味のある方は是非どーぞ↓。まずは初級クラスの研修に出てみるのが良いかと思います。

参考リンク:SST普及協会

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