先日、幼稚園の帰り、もうすぐ4歳になる娘を載せて妻が自転車をこいでいた時のこと。
娘が妻にこんなことを尋ねたのだそうです。
「人間がここにいなかった時はどこにいたの?」
と。
よく聞いてみると、それはつまり「人類の起源」についての質問だったようで。ついでに「最初の人間は男だったか女だったか」についても尋ねてきたとのこと。
アダムとイブの話はあくまでもキリスト教的な概念ですし、とりあえず「神様のお腹の中にいたんだよ」という話をしたのだそうですが…
この話を聞いてわたくしは感動した次第であります。4歳でもそういうことに興味を持つのだなぁ…と。
こういう時にこういう本を買うべき!と思い、本日注文しました。
せいめいのれきし―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし バージニア・リー・バートン いしい ももこ 岩波書店 1964-12 |
『ちいさいおうち』『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』などで知られる、バージニア・リー・バートンの最後の作品。「地球上にせいめいがうまれたときから いままでのおはなし」が5幕の劇仕立てで展開される大型絵本。
右ページが舞台となっており、舞台のそでに登場するナレーターたちが「せいめいのれきし」を語っていく。銀河系に太陽が生まれ、地球が生まれ、生物が登場し、植物が育ち、恐竜が闊歩し、哺乳類がすべての生き物の王となるまで。そして、人間が登場し、農業を生業に暮らすまでの長い長い物語。
迫力あるイラストとやさしい文章でつづられる「せいめいのれきし」は、5幕に入ると、バージニア・リー・バートン自身が語る“現代の生活”が舞台となる。しかし、そこに描かれる太陽の光は、古代のそれと変わらない。壮大な歴史の上に自分が立ち、生き物としての劇は絶えることなく続いていくことに静かな感動を覚える絵本だ。小学生中学年から大人まで、あらゆる年代に贈りたい圧巻の1冊。(小山由絵)
ということで、4歳の長女には若干早いかもしれませんが、無理に全部読み聞かせる必要もないですし、同じく結構長いと思われる、同じ作者のこの本もおとなしく一緒に読むことが出来ているのでいいかな、と。
ちいさいおうち ばーじにあ・りー・ばーとん いしい ももこ 岩波書店 1965-12 |
というか、この傑作絵本と同じ作者なのですね。知らんかった。『せいめいのれきし』はバートンの最後の作品とのこと。
バージニア・リー・バートン - Wikipedia
とにかく娘と一緒に本を読むひとときってのは楽しいです(てか、娘と過ごす時間は全て楽しいんですけどね)。今後も良い本を探して一緒に読んでいけたらなと思う今日この頃なのでした。
こういう理科とか歴史っぽい本でお勧めがありましたら、是非とも教えてくださいな>読者の皆様
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