スクールカウンセラー 心理学・精神医学ニュース 臨床心理学

来年度予算案で小学校向けスクールカウンセラーは拡充の方向…だけど

投稿日:

既にいくつかのブログ・サイトで議論されておりますが、24日に平成23年度予算案が閣議決定されました。

「八ッ場」微減152億8400万円 小学校向けカウンセラーは拡充群馬 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

「八ッ場」微減152億8400万円 小学校向けカウンセラーは拡充
11年度政府予算案

2011年度政府予算案が24日、臨時閣議で決まった。建設継続の是非を判断する再検証作業中の八ッ場ダム(長野原町)には、事業費152億8400万円(国費63億2400万円)が配分され、今年度より1億6600万円減った。また、いじめを受けていた桐生市の小学6年女児の自殺を受け、学校で児童から相談を受けるスクールカウンセラーの配置も拡充される見通しとなった。子ども手当は、地方負担が前提の予算が組まれており、予算計上を拒否している太田市など、自治体の反発を呼びそうだ。

ダム事業に対する政府方針は、今年度も「再検証対象のダムは新たな工事段階に入らず、地元住民の生活支援を考慮した上で、必要最小限を計上する」。全国のダム関連予算が今年度比214億円減の1425億円に縮小される中、八ッ場ダムは、昨年から微減で踏みとどまった。本体工事費は盛り込まれておらず、国道やJR吾妻線の付け替え工事、用地補償など生活再建事業に振り分けられるとみられる。

そのほか、県内の国直轄ダム事業では、いずれも調査段階の吾妻川上流総合開発が1400万円減の4100万円、利根川上流ダム群再編が2700万円減の5300万円となり、政府の「ダム予算絞り込み」の姿勢が浮き彫りになった。

公立小学校などへのスクールカウンセラー配置関連予算は、94億5000万円。今年度から36億4300万円減ったが、人件費が高い臨床心理士にこだわらず、元教諭など幅広い人材を配置するため、スクールカウンセラーが配置される小学校数を、現在の1万校からさらに2000校増やす。 文化芸術活動の支援についての関連予算は7億円減の約55億円。独立行政法人「日本芸術文化振興会」を通じ、毎年約1億円の補助を受けていた群馬交響楽団は今年度、事業仕分けの影響で補助金が約8800万円に減らされており、来年度も引き続き厳しい運営を強いられそうだ。

むー…。

いじめを受けていた桐生市の小学6年女児の自殺を受け、学校で児童から相談を受けるスクールカウンセラーの配置も拡充される見通しとなった。

小学校でのスクールカウンセラーの配置拡充自体はよいことだと思いますが、目立った事件を受けての対応という辺り、なんか「場当たり的」という感じは否めません。

そして

公立小学校などへのスクールカウンセラー配置関連予算は、94億5000万円。今年度から36億4300万円減ったが、人件費が高い臨床心理士にこだわらず、元教諭など幅広い人材を配置するため、スクールカウンセラーが配置される小学校数を、現在の1万校からさらに2000校増やす。

予算自体は削減なのですよね。

財務省のサイトに予算案の詳細がアップされてます。

平成23年度予算政府案:財務省
文教・科学技術予算(PDF)

「文教・科学技術予算」の29ページにスクールカウンセラー等活用事業について掲載されてます。スクールソーシャルワーカー活用事業も同じページにありますが、こちらも含めて予算削減なのですね。

「元教員など幅広い人材」と簡単に言いますが、「元教員」って「カウンセラーとしての質」は様々だったりしますよね。ぶっちゃけて言ってしまえば、カウンセリングに関する専門的訓練を受けていないため、カウンセラーとしての質は元々のパーソナリティに依存する…みたいな?そういうのに関しては色々噂は耳にしますので「これで本当にいいのか?」と思ったりします。

その他、文科省の中の人のツイートなんかも含め、こちらで詳しく論じられておりますのでよかったらどぞー。

平成23年度予算案閣議決定。土壇場での科学予算増額 - 科学政策ニュースクリップ

しかし、こういう方向性について臨床心理士の偉い人たちがどう考えているのか是非聴いてみたいところであったりします。そういう情報、どっかにないですかね?

-スクールカウンセラー, 心理学・精神医学ニュース, 臨床心理学
-

Copyright© ロテ職人の臨床心理学的Blog , 2021 All Rights Reserved.