資格問題

某O塚御大の「講話」を聴いて思ったこと

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なんだか年末っぽく忙しかったのに加え、このブログのリニューアル作業を進めていたですよ。
ちょっとこのサーバが手狭になってきたので、スペースだけは用意してたのですが「URLを変更しない」で「今ある記事を全てそのまま移行」ってことをしようとするとちょっとめんどくさかったり、あるいはなんかテンプレートに懲りすぎて無駄な時間がかかったり…なんてことがあって。
そんな感じでなんだかずいぶん更新できなかったですよ。
以上、言い訳終わり。そしてここから本題。
今年もそれなりに色んな研修会や勉強会に出ました。その中のある一つの研修会に参加した際、某団体の大変偉い人であるところの某O塚御大の「講話」があったですよ(そういや「某」ってつけりゃ何言ってもいいのかよ?と最近色んなところで思ったなあ…ってのはまた別のお話)。
で、何しろボーッと聴いていたのでかなりうろ覚えの部分があるのと、今にして思えばホントにそんな話するか?くらいの感じの話なので、あくまで信憑性という点で疑問符がつきまくっている「ワタクシ=ロテ職人のうろ覚え記憶」がソースであるという前提でお読みいただければ幸いでございますよ。
O塚御大のありがたい「講話」は、まあいつものように妙なテンションでやけに景気のいい話ばっかりだったんですが、その中でも一番印象に残った(というかそれしか残っていない)のが「年収1千万クラスの臨床心理士をもっと増やしたい」「そのために臨床心理士資格保持者の大学教員をもっと増やしたい」ということでした。
その時思ったこと。


ぶっちゃけ、あのお方は本気であんなことを思っているのでしょうか?そして、あれを聴いていた人は本気でこの話を信用していたのでしょうか?
本気だとしたら、正直なんかなあという感じですよ。
いや、確かに「何度も言ってるうちにそれが現実になる」ってケースもあるかもしれないから、言うことに意義はあるのかもしれないけれども、んでもあまりにも現実味がないですよ。
確かにそれなりの大学の教授レベルでもないとなかなか1千万プレイヤーってのは難しいのかもしれませんが(あとは経営の才覚のある人なら自営?それもまた色々難しい)…でもねえ。
少子化が進んでいる昨今、大学経営も大変みたいっすよ。大学教員やってる先輩や後輩の話をたまに聞くと、それなりに名の通った大学でも実情は厳しいようで。
それだけ教員増やしたとして、年収1千万円を達成するのにどこからお金持ってくるんでしょうね?
あ、ちなみに「研究の業績がなくとも大丈夫」だそうです。どうも話を聴いていると「臨床実践の指導をする教員」を増やしたいという意向のようで。
それもまたなんだかなあという感じです。
現実的には専門職大学院を増やすということみたいですが、そもそもそんなに臨床心理士が必要なのかって現実もありますし、もっとドロっとした話をすれば臨床系以外の心理学者はただでさえ就職先が少なくて大変なのに、そんな中で他領域との関係の中で余計な摩擦を増やすだけじゃないかと思うですよ。業績なくても大丈夫なんてことになったらなおさらです。
いくら臨床心理士しかいないからと言って、そういう話をおおっぴらにしてしまうってのはその政治感覚を疑ってしまうですよ。
・・・・・・・・・・
…こんな話をしちゃったら、私はアレですかね。消されちゃうですかね。
とりあえず、ソースはあくまでもワタクシの怪しげな記憶ってこと、来年も当ブログともどもよろしくお願いしますです。
あ、今年中にまだまだ更新はしますのでお暇でしたらどぞー。

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