雑記

病院嫌い

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自分は病院で働く心理臨床家なわけですが、私は病院が嫌いです
もっと正確に言えば「病院が嫌い」というよりも「医師の診察を受けるのが嫌い」です。今は周りにいる先生で気があう人にお願いして診察を受けたり、薬を処方してもらっていますが、自分の職場以外の病院を受診する際には未だに何だか緊張します。
その理由は…たぶん私が小学校3~4年生くらいまでさかのぼります。


当時(というか今もなんですが)私は見かけによらずひ弱な子どもで、何かっていうと熱発→受診を繰り返していました。で、冬の寒い時期ですよ。熱っぽいということでかかりつけの総合病院の内科を受診しました。その日、母親は用事があったのか一人で受診してその後迎えに来てもらうことになっていました。
名前を呼ばれ診察室に入りました。診察室に入る際にはちゃんと「お願いします」も言えました。で、「どうしました?」と訊かれた時、幼き日の私は「風邪なんですけど…」と答えてしまったのでした。それを聞いた医師は「風邪かどうかはこちらが決めることだから」と言い放ちました。「言い放った」わけではないかもしれませんが、少なくとも幼い私にはそう聞こえたのです。
今にして思えばそれは確かにその通りなんですが、でも子どもにその応対はないんじゃないか?と思ったわけですよ。子供心に。てか少なくとも実際に恐かったですもん。それ以前も私は病院に行くのは好きじゃなかったんですが(好きな人もそういないと思いますが)それ以来、病院にかかるのはいっそう嫌いになりました。
私は今、病院に勤めています。私は医師ではありませんが、少なくとも患者さんにこの手の嫌な思いはさせたくないと思っています。違った種類の嫌な思いをさせることはあるかもしれませんが、それでも患者さんが帰るときには「来て良かった」と思ってもらえるような仕事ができたらいいなと思い、そうするにはどうすればいいのか毎日考えています。
私は病院が嫌いです。

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