研究と臨床

研究について具体的にどこまで言及するのか?

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少し前、ある学生さん(心理系の院生)が書かれているあるブログでコメントしました。
勝手にネタにしてしまってごめんなさいなのですが、やはりどうしても書きたくなってしまったので…
体調が悪いようでしたら、以下は読まない方が良いかもしれません。多分余計体調悪くなると思います。
でも、ちゃんと研究をしたいのであれば、是非とも読んでいただきたいとも思います。


簡単にどんなことが書かれていたかといいますと…
・修論ではAという投影法とBという投影法の関連について「何らかのことが見出されたらよいと思う」
とのことであり、それに対して私は
・投影法と投影法の関連では明確な結果が何もでないということは往々にしてある
・特に「何らかのことが見出されたらよいと思う」ではなくちゃんとした仮説を立てておけば、何も関連が見出されなかった場合でも色々と考察は可能である。
・「興味があるから」というだけで研究を推し進めてもダメ。てか安易な探索的研究はヤメレ。
とコメントしました。
それに対するリコメントは…
・なぜAなのか…1)Aが好きだから 2)Aは未だ標準化がなされていないから 3)卒論でAに関するデータ(n=100近く)がありそれを使わないでいるのは忍びない
…とのことでした。「なぜAとBの関係なのか?」ということに関しては「はっきり答えることはできない」とのことでした。その後、結局Bは「違うかも」ということになったようですが…
今年の日本心理臨床学会でAに関する発表をしようとしている私としては、さらにツッコンでコメントしたいのです
ですが、ここで私が研究についてさらに言及するのはいかがなものかとも思うのです。それは彼(彼女)の先輩なり、指導教員なりがすることなわけで。
うー…
卒論の時、ちゃんと指導されなかったのかなぁ…安易に他の尺度持ってきても仕方ないだろう…って。BigFiveとかなんちゃら尺度とかとの関連が見られなかったのは何でなのか、ちゃんと考えたのかなぁ?
うー…
どこまでコメントしていいものやら、悩んでいるロテ職人なのでした。実名と所属を書いてメールもらえたら、もっと詳しく言ってあげてもいいんだけどね>件のブログ主(←何様?俺様)。
あー、色々言いたいぜ!
あついぜあついぜあつくてしぬぜ(←元ネタ知ってる人いるのかな?)。

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