資格問題

第1回心理学検定の結果が出ていたらしい

投稿日:

東京成徳大学教授の海保博之氏のブログ、認知的体験の本日のエントリ、第一回心理学検定試験を読んで思い出しました。
既に昨年、初めての心理学検定の試験が行われ、昨年中に結果も出ていたのですね。
日本心理学諸学会連合心理学検定 > 第1回心理学検定結果概要

≪1≫ 総計 (単位/人)
受検者申し込み者合計 1335
受検者合計 1210
欠席者合計 125

ほー、結構受検者多かったのね。どんな人が受けてるんでしょ?

≪3≫ 学部生・院生・卒業生別の受検申し込み者数 (単位/人)
大学生 856
大学院生 91
大学卒業者 374
不明 14

個人的にはこれ、かなり意外でした。60%以上が学部生なのですね。
大学卒業者(ってのは大学院修了者も含まれるのですよね?)も30%弱なので、既に現場で働いている臨床家、あるいは大学教員なんかもそれなりの数はいるんでしょうけれども。そっか…やっぱ「認定心理士」の上位資格的な位置づけですもんねえ。
気になるのはこの受検した学部生たちはどういうモチベーションで、どんな目的で受験してるのかってことですね。色んな期待なんかがあったりするんでしょうか?その辺の仮説を立てるために、大学別の統計も欲しいところだったりして。特に「臨床心理士指定大学院」関連の学生(学部生も含む)がどの程度いたかが気になります。
しかし、もうちょっと現場の人が多かったら、完全に興味本位で私も受検してみようかと思ったのですが…とりあえずは様子見ですかね。必要になったら受けようとは思いますが、そもそも必要になるってどんなシチュエーションだ?って感じもあります。今のところは。

≪4≫ 認定級別合否者数 (単位/人)
1級合格 383(31.65%)
2級合格 363(30.00%)
不合格 464(38.35%)

これまた意外な結果。結構不合格者多いんっすね。
心理学検定公開類似問題心理学検定キーワードなんかをチラっと見た限りでは、難問奇問のたぐいは出題されにくそうな感じではあるんですが…不合格者は単に勉強不足なだけ?
「心理学検定」の検索後でキーワードすると、「受検しました」「結果出ました」って感じの個人ブログがいくつかヒットします。
心理学検定 - Google ブログ検索
その辺を読んでみると、どうやら自分の結果に科目ごとの偏差値が記載されているそうで。この辺りは臨床心理士資格試験とは違ってオープンな感じでいいっすね。
さてさて、今年以降の検定試験がどうなるか、密かに注目です。ある程度の位置づけの資格として定着していくのか、それともフェードアウトしていくのか…。
受けてみた人、どうでした?どんな思惑で受検されたのかも気になるところでございますよ。

よかったら…学問・科学ランキング

-資格問題

Copyright© ロテ職人の臨床心理学的Blog , 2024 All Rights Reserved.