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結局のところ当分は匿名(つかHN)でいくしかないですよ

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07/04/20のエントリ、心理職に向いていない人をふるいにかけるのコメント欄でのやりとりから思ったこと。
とりあえず関連過去ログ
【注意点など】ネットで「臨床心理士」を名乗り不特定多数に向けて発言するということについて(06/01/10)
【皆さんの】臨床系ブログ・実名か仮名か【ご意見は?】(06/01/14)
匿名のブログはどう「危ない」のか?(06/01/15)
【実名か】実は「本を書いてみませんか?」と言われたことがある【匿名か】(06/01/19)
この辺をお読みくださいませ。
で…
実名での発言の利点ってのは色々あると思います。それは過去ログの中でも触れていると思いますが、その中に「実名で発言することによって自分の言動に責任が持てる」ということがあるかもしれません。
だって嫌じゃないですか。ネットだからと言って変な発言をしてしまったりして、「あー、あの人ってそういうことを言う(or する)人なのね」と思われちゃったら。だから、そんな風に思われないようにかなり気をつけるはずだと思うのですよ。普通は
#ここではあえて安易に「普通は」なんて使っちゃいました。「お前の言う『普通』って何じゃい?」なんてツッコミはなしの方向でよろしくお願いします。
で、普通はそうなんじゃないかと思うわけなんですが、どうも話はそう簡単ではないようで…。


件のふるいにかけるのコメント欄で、阿世賀浩一郎さんは
> あれが臨床心理士会の倫理規定に触れると本気でお考えなら、
> 「是非」臨床心理士会にお送りになる「べき」ですが(^^)
とか
> 臨床心理士会の倫理委員会に何か出されるとしても、
> ついでながら、うわさ話をするときも、そうであることを期待します。
とか
> それを臨床心理士会の倫理委員会に伝えられて
> 処分を受けることが怖かった。
とか、やたらと「倫理委員会に伝えられること」を話に持ち出しておりますが、阿世賀さん自身がおっしゃっていたように(この時点で矛盾しているわけですが)、こんなことが倫理委員会で問題になるはずがありません。んなこと訴える方がアフォです。あくまでもネット上での個人間のやりとりなんですから。
だからと言って、相手にストーカー的発言をしたり、相手の話を理解しようとしなかったり、自分の話を相手に理解してもらおうとしなかったり、その上自分の話しかしなかったりってのは、やっぱりどうかと思うのです。
もうその時点で「実名での発言だから責任が持てる」という前提は崩壊しているのではないでしょうか?普通は読んでいる人がどう思うか考えたら、あんな言動はできないと思うのですがねぇ…。
・・・・・・・・・・
こんなことも以前ありました。
実名(たぶん)で運営されているブログについて当ブログで言及し批判したところ、「傷ついた」「今後一切、自分のブログに言及するな」「誓約書を書け」という主旨の内容証明郵便が送られてきたことがあったのですね。もちろん、そんな誓約書書きませんが。
その内容証明、あまりにも面白かったので未だに保管してありますが(いつかどこかでネタにしようかな)、んなことネットの中で解決すればいい話じゃないですか。相手が実名だし、それで個人的にメールが送られてきたので、私も実名じゃないとフェアじゃないかなぁ…と思い実名で返信したのが運の尽きでした。
過度に感情的になっているのか(あるいは元々そういう人なのか)会話は成立しないし、それで挙げ句の果てには内容証明ですからねぇ。で、表のブログのコメント欄ではそういうことが全くなかったかのように話が進んでいって…。
つか普通、内容証明って「自分の背後には法律の専門家がいますよ」と相手に対して伝えるからこそ効力があるのであって、弁護士だったり行政書士だったりの署名のない内容証明ってどんだけ意味があるのかわかってやってたんでしょうか(しかも文章めちゃくちゃだし)?誰かの入れ時恵にせよ、もう少しなんとかできなかったものかと思うわけです。
で、そんなことがあったりするとやっぱり私は「あの人はそういう人なのね」と思ってしまうわけですよ。そして、もしその内容証明を私が公開したりしたら(めったなことがない限りはそんなことしませんけど)、その人は他の人からどう思われると思っているのでしょうかね?それともそこまで頭が回らなかった?
・・・・・・・・・・
もちろん、実名で運営しているブログ、サイトの中には優れた内容のものもたくさんありますよ。でもそうでない実名ブログ・サイト管理者もまた少なからずいたりするのです。上で挙げた以上に問題があると思われるいくつかの実名ブログを私は知っているのです。
と考えると、「実名だから自分の発言に責任が持てる」なんてのは幻想にしか過ぎないのではないかと思うわけなのですよ。
・・・・・・・・・・
それをふまえて、とりあえず私は当分ハンドルネームでブログを運営していくのだと思います。
もし世の中の人全てが肩書き抜きで相手の言っている内容を理解・評価できるのであれば、実名でやってもいいんですが、恐らくそんな日は来ないでしょう。で、そんな世の中がこない限り、実名ブログ・サイトってのは当たり障りのないことしか書けないんじゃないかとも思ったりしてます。
そして、以前は実名・所属を明かした上でメールをくださった方には基本的に私も実名で返信していたりしたわけですが、その辺も考え直さなければいけないのかもしれません。
このブログの運営を通して、多くの方との得難い貴重な出会いってのもあったわけで、私としてはそういうコミュニケーションも大事にしていきたいと思っております。ただ「すぐ実名で返信」ってことはなくなると思います。その辺に関してはご了承お願いいたします。
余談ですが、私は元々筆無精(メールの場合もそう言うのかな?)なので、仕事がらみ以外のプライベートではメールの返信が滞ったり、返信が来なかったりする場合もあるかもしれません。その時は「仕方ない奴だなぁ」と思っていただければと思う次第であります。
そんなわけで今後ともハンドルネーム・ロテ職人をよろしくお願い申し上げ奉ります。

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