臨床心理学

臨床心理士指定大学院入試対策講座必死だな

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私が使っているRSSリーダーは、例えば「臨床心理士」というキーワードを登録しておくと、そのキーワードを本文に使ったブログのエントリがアップされると、即座に(っても若干のタイムラグはありますが)そのエントリが表示されるようになってます。
この機能を使うとアレな感じのブログなんかをすぐに見つけてしまって、いいんだか悪いんだかって感じなんですが(たぶん良くはない)、この間、やたらと「心理学」とかでヒットするエントリが見つかるなぁ…と思っていたら、私も登録している「クチコミサービス」による広告記事だったのですね。
ブログ上でその講座を紹介する記事を書けば原稿料(その記事の場合は150円でした)ゲットって感じで。条件として「臨床 心理士 通信」「臨床 心理学」「心理学 大学院」という3つのワードから、そのサイトにリンクを張るってのがあって、それで私のRSSリーダーでやたらとその関連記事がひっかかっていたのでした。
つか、テレビCMなんかもやってる大手大学受験予備校ですよ。


そういう大手までこういう講座を開講するってのは、やっぱ少子化対策ってのもあるんでしょうかねえ…。他の大手もやっぱり同じような講座を開講しているのを見たことがあります。
で、何度かその手の講座に対する批判記事ってのは当ブログで書いたりしてたんですが(あ、でも今はエントリ自体削除しているかも。諸々の事情により…)、未だに個人的には「そんなに必要ないんじゃね?」って気がしてます。
本気で大学院行こうと思ったら、希望する大学で研究生なり聴講生なりをやるのが大学院入試対策としては最強だと思っておりますので。研究室に出入りできるようになれば、単なる受験勉強だけではなく、その研究室の風土というか気風みたいなものもわかりますし、それが自分に合わないと思ったら進路変更する(あるいは他の大学院を探す)ってことも可能なわけですから。
研究生をとらないってところは、きっと志望者が多いからそうしてるんでしょう。志望者が多いってだけならいいんですが、学生大杉=指導が行き届かないってケースもなきにしもあらずなので、単に「この先生の指導を受けたい!」ってだけじゃなくて、実際のところどんな体制でどんな指導が受けられるのかってのを知っておくのは大切よね(予備校ってそういうところまでフォローしてるんですかね?)。
そもそもちゃんと研究したいと思っている人であれば、研究計画書の書き方なんてそんなに困らないでしょうし(そもそもそういうのの書き方で困る人って何のために大学院いくんですか?)、そういうの困っちゃう人は大学院向いてないってことでしょう。
ってのは本題ではなく、その手の講座がブログでの(人為的)クチコミプロモーションまで使って宣伝活動をするんだなぁ…と。
なんか必死感あふれてるな>○○学院
と思った次第なのでございますよ。そういう媒体は費用対効果がそれなりに高いのかもしれませんが…でもねぇ…。
とりあえずその手のブログ記事が大量に引っかかってくるのは個人的にウザいなとも思いました。だって、当然のことながら書いてあることはみんなほとんど同じだし、臨床心理士のことも指定大学院のこともよく知らないような人が書いているから(そら読めばわかりますよ)、内容はないに等しいですし。
確かに人目にはつくんだろうけど、それって効果的な宣伝につながるのか?とも思ったり。
まあそういうところに行かないと(そういう講座を利用しないと)大学院に合格できない人ってのは、まあ知ったこっちゃないんですけどね。適当にがんばってくださいって感じです。

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