昨日のエントリ、質的研究と量的研究のコメント欄でaoiさんからこんなコメントいただきましたよ。
そういえば、ロテさんおすすめの「臨床心理学」の本ってありますか?できれば、教科書的なものでおすすめがあったら教えていただけると嬉しいです。
大学の教科書だけでは、どうも偏ってしまう感じがしたのですよ。因みにテキストは、東大出版の「自分のこころからよむ臨床心理学入門」でした。
いろいろ探しているんですが、せっかくだからロテさんの意見も聞こうと思いまして(^_^;)
臨床心理学の教科書…ですか…意外に難しいリクエストかも。
私が学部で臨床心理学の概論の講義を受講してたのはもう…年くらい前(ちょっと遠い目になった)ですし、その頃使ってた教科書はいまいちって感じだったんですよね。
一応、私も臨床を専門でやってるんで専門に特化した本ばっかり気になってて、なかなか臨床心理学の概論書には目が向かなかったのですが、確かにそういうニーズもありますよね…。
でもどうなんだろう…臨床心理学って幅広いからなぁ…良い概論書はあるんだろうか?
というわけで自分の勘と検索能力だけを頼りに2冊ピックアップしてみました。
これをお読みの方で「もっといいのがあるよ!」とか「それはいまいちだよ!」という方はどんどんツッコミいれてくださいな。
まずこれ
よくわかる臨床心理学 下山 晴彦 ミネルヴァ書房 2003-04 |
個人的に編著者の下山先生の本は良いものが多いと思いますよ。2/26のエントリ、【まずは】臨床心理学研究の技法【ここから】で紹介した臨床心理学研究の技法や、昨日のエントリ質的研究と量的研究で紹介した心理学の新しいかたち―方法への意識とかは何度も言いますがお薦めです。
東大というブランド(ってのがあるのかどうかわかりませんが)なんて関係なく、下山先生はGJって感じです。
ということで多分これもお薦めできると思います。たぶん。
あとはこれでしょうか。
臨床心理学 坂野 雄二 佐藤 正二 菅野 純 佐藤 容子 有斐閣 1996-09 |
アマゾンでのカスタマーの評価も非常に高いですし、個人的に坂野先生好きなんで、多分これもお薦めできるかと。
目次を見ると最後の「臨床心理学から健康心理学へ」という辺りは坂野先生らしさが出てるような感じですが、全体にバランスは良さそうなんじゃないかと思います。
たぶん。
こんなところでいかがでしょうか?みなさんのツッコミお待ちしております。
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