こんな本を見つけました。
自傷行為―実証的研究と治療指針 | |
バレント・W. ウォルシュ ポール・M. ローゼン Barent W. Walsh
金剛出版 2005-02 関連商品 |
非常にキャッチーな(と言ってしまっては不謹慎かもしれませんが)タイトルですが、自傷研究の展望から認知行動療法的アプローチ・精神分析的アプローチ・家族療法など自傷行為の治療論まで、比較的コンパクトながらしっかりまとまった専門書です。
上のリンクに挙げた関連商品のところを見ていただければわかると思いますが、これまで患者・家族等、当事者向けの本が多かった中で、本書のような専門書は貴重かもしれません(もちろん非専門家・当事者向けの本にも大きな存在意義はありますが)。
自傷行為に的を絞った専門書と言えばあとはこれくらい(↓)ですかね?
自傷 リストカットを中心に 現代のエスプリNo.443 川谷 大治 至文堂 2004-05 |
他に関連商品では
シュナイドマンの自殺学―自己破壊行動に対する臨床的アプローチ エドウィン・S. シュナイドマン Edwin S. Shneidman 高橋 祥友 金剛出版 2005-05 |
この辺もありますが、これは「自傷行為」というよりは「自殺」がメインでしょうし(これはシュナイドマンの自殺関連の文献の集大成とのこと)、やはり貴重な一冊かと。
臨床家、そして研究者としては、この手の本を待ち望んでいた方も多いのではないかと。よかったらどーぞ。
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