昨日のエントリに続き、またいくつか無料公開している出版社を見つけたのでまとめてみます。
「心理系出版社」ではなく、正しくは「心理学関連書籍も出している出版社」ということで。
以下50音順です。
弊社発行の雑誌・書籍の震災関連記事・ページのPDFを,当面の間,全文無料で公開いたします。このたびの震災で被災された方々の救出・救命・治療に当たられる医療従事者の皆様にご活用いただき,少しでもお役に立てれば幸甚に存じます。
災害や放射線関連を特集した多くの医療系雑誌が無料公開されています。
一番なじみ深いのはこちらでしょうか。
精神医学 2006年 03月号
医学書院 2006-03-14 |
1995年1月17日,早朝に起きた阪神・淡路大震災は,瞬時にして多くの地域住民の生命を奪い,ライフラインを破壊し,被災者の生活に大きな打撃を与えた.そして,少なからぬ数の被災者が,長期にわたって心身の健康被害に悩まされることになった.しかし,この地震を契機に災害救急医学,集団災害医学の分野が日本で確立され,精神医学の分野でも災害精神医学に関しての研究,調査が活発になったことも事実である.本特集では,災害精神医学の進展に貢献された専門家の方々に,それぞれの現場での経験を執筆していただいた.
そしてさらにすごいのがこちら。
このたび復興支援といたしまして,震災で被災された方々の救出・救命・治療に当たられる医療従事者の皆様にWEB環境でご利用いただける 『今日の診療 WEB版 法人サービス』 を,4月30日までの間,無料にて公開いたします。ご活用いただき,少しでもお役に立てれば幸甚に存じます。
以下収録書籍です。
【収録書籍】
「今日の治療指針 2010年版」
「今日の治療指針 2009年版」
「今日の診断指針 第6版」
「今日の整形外科治療指針 第5版」
「今日の小児治療指針 第14版」
「救急マニュアル 第3版」
「臨床検査データブック 2009-2010」
「治療薬マニュアル 2010」
「新臨床内科学 第9版」
「内科診断学 第2版」
「今日の皮膚疾患治療指針 第3版」
「臨床中毒学」
「医学書院医学大辞典 第2版」
これはすごい!
4月30日までの限定公開ですので、ご利用はお早めに。
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すごいのはこれでしょうか。
町医者歴50年、40年の大ベテラン二人による育児書の電子版。暮らし編・病気編の2部構成で使いやすく、多様な子育てを応援します。Win/Mac対応。
こちらの「病気編」が2011年6月末まで無料公開中。
他に雑誌『世界』『科学』より、福島原発事故や原子力政策について考える上で参考となる文献も公開しております。
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トップページより新潟大学精神科教授染矢俊幸氏による「心のケアチーム向け災害対応資料」がダウンロード可。
新潟県地震の時に、新潟大学で作られた災害対策マニュアルです。避難所でお配りするパンフレット類なども含まれています。
とのこと。
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以下のPDFデータを当面の間,無料公開させていただきます.被災地における医療関係者のご活動に敬意を表するとともに,当情報が現地医療に少しでもお役に立つことができましたら幸いでございます.
精神医学系の書籍はありませんが『アトラス応急処置マニュアル 原書第9版』の他、外科や災害看護に関する文献を中心に公開中。
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「被災された方々,子どもたちの心のケアについて」無料公開特別サイト ~被災地のボランティアスタッフ,心理職,学校関係者のみなさまへ~
心に深く傷を負った方々と接する上で大切なこと・心構えや,災害・危機状況での心理的援助のヒントについて書かれた小社発行の書籍から,最も関連の深い3論文を選び,著作権者の了解を得て,当面の期間,無料公開することにいたしました。
被災地の学校の先生方やスタッフの方々,小さいお子さまがいらっしゃるご家族の方々,被災地に向かわれるボランティアスタッフの方々には,お読みいただくなり,また配布していただくなどして,ぜひご利用ください。
こちらより「第15章 危機対応とPTSD 小林正幸」
こちらより「第9章 危機状況への支援 佐藤由佳利」
こちらより「第7章 リラクセーション――からだを落ち着かせる 井澤修平」
以上3編です。
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引き続き皆様からの情報も募集中です。こうした出版社のサイトがありましたら、どうぞお教えくださいませ。