臨床心理学

高度な空間認知能力と共感性の関連についての一考察~機動戦士ガンダムSEEDの感想から

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opening少し前、『機動戦士ガンダムSEED』というアニメのDVDをレンタルで見ました。
軽度のガノタ(ガンダムオタク)としては、話題にもなっているし一応チェックしとかねばならないかなぁと思いまして。


世間での評判は色々で(アマゾンのカスタマーレビューはすごいことになってます。言いたいことはわからなくはないけど)主に腐女子の皆様方におかれましては非常に評価が高いというのもなんとなくわかるような内容でございました。
個人的に気になった点はいくつかあったのですが、ボケーッとDVDを視聴しながら考えたことなどをつらつらと書いてみようかと思います。
ガンダムSEEDでは劇中に「ガンバレル」という兵器が出てきます。
はてなダイアリーの解説によると

アニメ「機動戦士ガンダムSEED」に登場するモビルアーマー、メビウスゼロ?に搭載された、全方位攻撃システム。
銃砲のみがモビルアーマーの本体から分離し、敵機に多角的な攻撃を仕掛ける。
これを扱えるのは地球連合軍のムウ・ラ・フラガを始めとした15名の優れた空間把握能力を所持する者たち*1だけであったが、ザフトのラウ・ル・クルーゼが搭乗するプロヴィデンスガンダムにもこれと同様の武装が備わっており、そちらは無線式。

ふむ…空間把握能力…ってひょっとしてWAIS-Rとかの知能検査で測定できそうな感じのアレですか?
確かに空間認知能力が高くなければ、こうした兵器は扱えないですよね。
高速で移動する複数の物体の3次元的な位置関係を把握しつつ操作するなんて芸当は常人にはできませんわな。
で、ファーストガンダムにも同じような兵器が出てきてました。
それがビットというやつであり、後に改良されファンネルという兵器になりました。
ビットやファンネルを制御するのがサイコミュというシステムであり、サイコミュを扱えるのはニュータイプと呼ばれる特異な能力を持った人に限られていました。


閑話休題
サイコミュで思い出したんですが、以前こんな話題がありました。
IT羅針盤 日経BP社編集委員が斬る! :ITビジネス&ニュース 脳波インターフェース――頭で考えるだけでカーソルが動いた
こういうのを見るとガノタ的には「これでまたサイコミュに一歩近づいた」と思うわけです。


さてさて、3/31のエントリ【ガンダム】「わかりあう」ということ【エヴァ】でもニュータイプの概念については触れていますが、ニュータイプの特性の一つに高い共感性(とわたくし的には考えるもの)があります。
で、ここで一つの疑問が湧いてくるんですが神経心理学的に考えて、ビットやファンネル、あるいはガンバレルの操作に必要な高い空間認知能力とニュータイプの特性としての高い共感性というのは、どう関連するんでしょうか?
確かにどちらも前頭葉に関連する機能のような気はしますが…でもそれってリンクしてんのかなぁ?
という疑問を抱いたのは、ガンダムSEEDにおいては高い戦闘能力を持っていたり、あるいはガンバレルを扱えるような人であっても、ニュータイプに見られるような他者理解の能力はない…ってことからなんですけどね。
実はSEEDでは、主役機であるストライクガンダム(とその他のいくつかのガンダム)の操作には神経活動のフィードバックが関連していそうな可能性もあるんですけどね。
元々SEEDの世界では「ガンダム」という名前は正式名称ではなく、ガンダムを動かしているOSに由来しているものだったりします。
gundamosそのOSの起動画面で
General
Unilateral
Neuro-Link
Dispersive
Autonomic
Maneuver

という文字が出てきており、その頭文字をとったのがGUNDAMという名称なんですね。
ここで“Neuro-Link”(神経接続?)とあるのを見ると、SEEDのガンダムの操作にはなんらかの神経活動が関わっているのが想像できるんですが…劇中ではその辺全く触れられておりません。
…えー、何を言いたかったのかわからなくなってきましたが(こればっかりだね>自分)、誰か偉い人、空間認知能力と共感性の関連を(それがあるとしたら)教えてもらえないでしょうか。
そんなわけでSEEDの感想。
・同じ絵を使いまわししすぎ
・乳揺れすぎ
・久しぶりにガンプラ作りたくなった

以上。

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