心理・精神医学本

2013年第1四半期売れ筋ランキング

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早いもので今年も既に3ヶ月が経過してしまいました。

新年度に入っても特に代わり映えもせず、まあボチボチやっていきましょうかという今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

…え?エイプリルフール?

面白いネタも思いつかないので今年はパスの方向で…そして「あ、明日がエイプリルフールじゃないっすか!」と昨日気づいた時点で、もうネタを仕込む時間も気力もなかったというのはスルーという方向で。

そんなこんなで恒例の「当ブログ経由でAmazonさんで売れた本」のランキング、行ってみましょうか。

第5位

本書は、前書『面接法』入門編に続く、心の臨床の中級者向けに纏められたものである。臨床の諸現象をみて、どのように歩むか、その方法論、臨床の「いかに」を考える好著。 本書のキーワードは、方法論的意識、懐疑と信頼、優れた臨床家、臨床言語、臨床のパースペクティブ。 本書によって、あなたが一つの非連続的な飛躍を体験し、臨床家として次のステージに進む一助になれば、著者として、これ以上、嬉しいことはない。

はい。ド鉄板の一冊入りましたー!昨年は年間の第8位に入っておりました。

読んでない人は読みましょう。それくらいシンプルにお薦め出来る一冊でございます。

関連エントリ:
熊倉伸宏著『面接法2』キター(12/03/14)

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第4位

ようこそ、心理学の「現在」へ!

古典的名著から最新の研究テーマに切り込んだ本まで、幅広い領域から選りすぐった本を通して、心理学の魅力を思い切りあなたに伝えます。126冊+αの上質なエッセンスを、どうぞお楽しみください。

こちらも昨年のランキング第6位に入っておりますね。この手の本の中ではまさに「定番」になりましたね。

新しく心理学系の学科に入った大学生なんかに「お気軽に読んでくださいませ」とおすすめしたい一冊です。そして心理学系の学部・学科を目指す高校生なんかもモチベーションを高めるためにちょっくら読んでみてはいかがでしょうか?

心理学、楽しいっすよ。

関連エントリ:
【ご恵贈】服部環監修・越智啓太・徳田英次・荷方邦夫・望月聡著『心理学の「現在」がわかるブックガイド』【御礼】(11/04/13)
レビュアーを意識して読む『心理学の「現在」がわかるブックガイド』(11/04/26)

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第3位

臨床心理士や医師などを対象にどこでも、だれでもが受け入れるような常識的で基礎的な技法について、「人と人との出会い」という原点に立ち戻って論じた心の相談のための面接法の書。

続編が第5位にランクインしたのと同時に、こちらも3位にランクイン。

この本、追補版が出たのが2002年。既に11年経過しているわけですが、未だに読まれ続けるというのは、本当にも「殿堂入り」という感じですよね。

これまた未読の方は是非!

関連エントリ:
【やっぱり】初めての面接の前に読んでおく本【基本でしょ】(05/02/25)

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第2位

チェックリストでもラベリングでもない「心理アセスメントの六つの視点」を,第七の視点(here and now)で有機的につなげ,クライエントの立体的な全体像をとらえるために――若手臨床心理士に贈る「心理アセスメント入門」必携書。

心理アセスメントの六つの視点(トリアージ1・トリアージ2・病態水準にまつわる要素・疾患にまつわる要素・パーソナリティ・発達生活の実際)から得られたものは,第七の視点(here and now)を通じて集約され,ネットワークのようにつながりながら立体的に存在する。臨床心理面接と不可分な“それ”は“家”のイメージであり,アセスメントから得られた成果をヒントにクライエントの全体像を立体化してゆく内的努力を,セラピストは学派を越えて行なっている。この“家”(=心理アセスメントにおける六つの視点を通じて成っている立体的な像=臨床心理学から見たその人の全体像)のなかでクライエントとセラピストが共生するイメージ――それこそが,真の心理アセスメントである。

こちらもまた、当ブログ的には完全に「殿堂入り」な一冊。なんつっても3年連続で年間第1位を達成ですからね。

特に現場に出たての人には読んで欲しいです。精神科領域はもちろんですが、その他の診療科を含む病院臨床、学校臨床他、全ての領域の方に読んでいただきたいです。ホント、アセスメントは大事ですよ。

アセスメントなくして臨床実践はありえませんです。はい。

関連エントリ:
津川律子著『精神科臨床における心理アセスメント入門』(09/07/23)

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そして第1位…の前に、もうちょっとでランクイン!の惜しかった皆様はこちらです。

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では気を取り直して…2003年第1四半期の売り上げ点数トップはこちら。

第1位

『根拠ある記録』を素早くつけてスッキリ明日を迎えましょう

電子カルテの導入や説明責任、個人情報の開示請求など、近年相談援助職の記録には高い客観性と専門性が求められている。本書では、記録に必要とされる要素や用いるべき語句、実際の記録の添削例などを収載し、限られた時間で的確な記録を残す具体的なノウハウを提示する。

昨年、年間2位…といっても年末からの怒濤の追い上げでそこまで登り詰めたこちらの一冊がトップに立ちました。

はい。確かにとてもいい本だと思います。これまた、新しく仕事を始めたばかりの人たちはもちろん、これから実習をされる大学院生、あるいは実習を受け入れる側の方々なんかにもおすすめしたいです。

…大学院生の皆様。もしも実習先で記録を見せてもらえる機会があったら、ちょっとこの本を参照してみてどうなのか?って観点から見たりすると面白いかも。…実習の受け入れ先の人に余計なことを言ってどうにかなった場合の責任は、もちろん当方は一切請け負いませんのでその辺はご了承くださいませ。

関連エントリ:
【必要な人は】『相談援助職の記録の書き方―短時間で適切な内容を表現するテクニック』【多いのでは?】(2012/10/23)

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いかがでしたか?皆さんが購入された本、あるいは皆さんが持ってらっしゃる本はランクインしてましたか?

こんな拙いブログではございますが、皆さんが書籍を購入される際のご参考になるような情報をご提供できましたら幸いでございます。

そして、引き続き皆様からの「お薦め書籍情報」もお待ちしております。もちろん、著者の方、あるいは出版社の方からのご献本も随時受けつけ中でございますよ。

お問い合わせはこちら→メールフォーム

…さて、4月に入りまして仕事もブログも頑張りましょうかね。密かに今月は「毎日更新」を目標にしていたりするのですがどうなることやら。

今後ともよろしくお願いいたしますです。はい。

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