心理・精神医学本

神経心理学関連本

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最近、私の中で神経心理学が熱いです。って別に私の中で熱いだけではなく、神経心理学はこれから心理臨床家が病院臨床の領域でやっていこうと思ったら必須の学問だと思います。
簡単に神経心理学とはどんな分野か、簡単に述べるとすれば、脳に何らかの器質的損傷を受けた患者が、どんな機能障害を呈するかを調べることで、心的機能に関する理解を深める学問といったところでしょうか(間違っていたら訂正ぷりーず)。
で、最近は神経内科からの検査依頼が増えておりまして、そんな場合には例えば実施するのがWAIS-Rであっても、神経心理学的知識は必要です。現在、WAIS-IIIが日本で標準化されていますが、聞いたところでは神経心理学的色彩がより強まっているそうです(まあ、元々神経心理学的検査の一つなんですけどね>WAIS)。精神科に限っても、高次脳機能障害に関しての知識は必須です。
そんなわけで今回は神経心理学がらみの本をご紹介。

神経心理学と行動神経学の100章
Orrin Devinsky 田川 皓一 田辺 敬貴

西村書店 1999-01
売り上げランキング : 557,885
おすすめ平均

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ロテ的お薦め対象:病院で働くならぜひ
高いですがお薦めです。題名に「100章」とあるように、100のトピックを取り上げて、神経心理学の基本的なところが概説されてありますので、必要なところだけを読むといったような形で拾い読みも可です。脳機能について知りたいけどいい本がない…というような方にもお薦めです。

神経心理学評価ハンドブック
田川 皓一

西村書店 2004-11
売り上げランキング : 157,450

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ロテ的お薦め対象:病院で働くなら是非。特に神経心理学的検査のオーダーが多いところでは必須
これも高いですが、神経心理学的検査について幅広く触れられています。4/25のエントリでご紹介した「心理アセスメントハンドブック」と同じシリーズでしょうか。私はまだ買ってないんですが、絶対買います。書店で立ち読みしてみたんですが、必要だと思いました。
他にも神経心理学関連でお薦めの本がありましたら、是非とも教えてくださいな。

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