昨日のエントリ、『死ぬほど洒落にならない話を集めてみない?』が面白いつながりで一つ怪談をば。
「赤いクレヨン」って話、知ってます?
恐い話が苦手な人は以下の引用部はスルーでも無問題。あと、有名な話なので知ってる人はこれまたスルーで無問題。
こんな話っすよ。
ある夫婦が今まで暮らしていたアパートが手狭になってきたことと、貯金が溜まったので念願だったマイホームを購入することを決めた。
新築するだけの資金はないので中古物件で妥協することにして、不動産屋に相談した。「出物だ」という価格の割には綺麗で適当な広さの中古住宅を購入することになった。
引越しを終えて新生活を始めた二人は、あることに気がつく。掃除した後でも廊下に赤いクレヨンが落ちていることがあるのだ。
夫婦は不動産屋に「この家で何かあったのか」と聞くが、不動産屋は「そういった事件は起きていない」と答えた。しかし、何か思うところあったのか不動産屋は夫婦の元を訪れて家を再検証することにした。
何も変わったことはないように見えたが、不動産屋は家の間取りから「存在しなければならない部屋」があることに気づく。
不動産屋は夫婦に了解を取って、夫と一緒に壁を壊し、隠されていた部屋を発見する。
部屋の壁には赤いクレヨンで
「オカアサンダシテ オカアサンダシテ オカアサンダシテ オカアサンダシテ……」
とびっしり書かれていた。
今回の引用元は
【怖い話。】 - なぜ怖い話が聞きたくなるのか?
というサイトでしたが、“赤いクレヨン”って検索語でググってみれば色んなバリエーションが出てくるですよ。
んでもってこれまた結構有名なお話でございますが、これ…
この話は、「怪談の完全創作」を趣味の一つとしてるタレントの伊集院光が、ラジオ番組内で発表したものである。この話を聞いたリスナーの中に、自分の体験した恐怖体験として雑誌投稿等をする者が現れ、やがて「友達の友達の体験」といった口コミに尾ひれがついて拡大して行き、次第に都市伝説として定着していった。
噂の流布に伴い、創作者を知らない人も多くなり、伊集院自身も仕事関係者から都市伝説として、この話を聞かされたことがあったと話している。
(赤いクレヨン - Wikipediaより)
つーことでこの話、伊集院氏のオリジナル「作品」なのですよ。
で、伊集院氏は相変わらず恐い話を考えるのは好きで、プライベートで恐い話を作って奥様や友人に話したりはしているようなんですが、もうテレビで恐い話はしないようにしてるのだそうで。どうやら筋金入りの無神論者であるところの伊集院氏、恐い話をした時に霊感がどうとかって話になったり、「私も見える」的な人が出てきたりするのが嫌だそうで。恐い創作話は純粋に創作話として楽しみたいみたいなんですよね。
ワタクシ的にはそういうスタンスは正しいと思うのです。
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さて、ようやくここから本題。
BSデジタルの1チャンネルにBS11デジタルというのがありまして、4月からこんな番組が始まったです。
伊集院光のしんばんぐみ
伊集院光による伊集院光のための…と言っても過言ではないこの番組。地上波で見られる「博識デブ」ではない、限りなくラジオの伊集院に近い伊集院が見られる、希有な番組ですよ。
前シリーズ『伊集院光のばんぐみ』はDVD化もされており、これがまたかなり好評なのです。
伊集院光のばんぐみのでぃーぶいでぃー vol.1 [DVD] 伊集院光 ポニーキャニオン 2008-10-15 |
伊集院光のばんぐみのでぃーぶいでぃー Vol.2 [DVD] 伊集院光 ポニーキャニオン 2008-11-19 |
んでもって『~しんばんぐみ』の方ですが
豊富な知識と巧みな話術でお茶の間に親しまれている伊集院光。
番組ではコアな笑いの世界を追求してきた“ラジオの帝王”伊集院がディープな世界を完全TV映像化します!
「B級外国映画を勝手な翻訳&セリフで吹替したら!?」「怖い話を作ってみよう!平成の怪談・都市伝説!?」「1シーン1カットドラマを撮影してみたら!?」などなど。
ゲストには有名人を迎え、全国の新しいモノ好き、変わりモノ好きに向けて発信します。
この「怖い話を作ってみよう!平成の怪談・都市伝説!?」は、どんなプロセスでどんな話ができるのか、個人的に期待大です。
BSデジタル見られる環境にいる人って意外に少ないような気がしないでもないですが、お時間ある方はどぞーって感じ。ワタクシ的にはかなりお勧めの番組なのです。
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ところで、当ブログの昨日のエントリに関して、遠見書房 発行人ブログ「チラ裏」にて言及いただいております。
遠見書房 発行人ブログ「チラ裏」: ロテ職人さんの怖い話。
で、「心理士の怖い話」なんて、どうですかね。
…ちょっと考えてみようかな。
ロテ職人自作の「心理士の怖い話」、公表したら添削お願いいたします>皆様
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