以前、このブログでも言及しました水曜朝に同僚とやってた読書会。
・水曜朝の読書会(08/02/20)
現在は火曜の夜にやってまして、あの本ようやく1冊読み終わりました。だいたい4年くらいで。
で、次に何を読もうかってことになりましてとりあえずこれはどう?ってことで同僚医師が持ってきたのがこちらの本…
転移分析―理論と技法 マートン・M. ギル Merton M. Gill 金剛出版 2006-05 |
本書は、Gillの主著であり、転移に関する文献として必ず引用される現代の古典である。精神分析の優れた臨床家であったGillは、フロイトをはじめとして、Strachey、Glover、Stone、Klein、Segal、Rosenfeld、Zetzel、等、多くの分析家の文献を引用しながら、転移分析の実際を情熱的且つ論理的に説いていく。人と人とが結びつく豊穣な世界であり、精神分析技法の核である転移分析についての詳細な臨床研究である。
ギルの主著であり、転移に関する文献として必ず引用される現代の古典。精神分析の優れた臨床家であったギルが、フロイトをはじめとして多くの分析家の文献を引用しながら、転移分析の実際を情熱的且つ論理的に説いた一冊。
…の原書…
Analysis of Transference: Theory and Technique Merton Max Gill Intl Universities Pr Inc 1983-11 |
…の翻訳されてない方、Vol.2です。
Analysis of Transference: Theory (Psychological Issues) Merton Max Gill Intl Universities Pr Inc 1982-06 |
Vol.1が理論編とすると、Vol.2は実践編的な感じでしょうか。“Studies of Nine Audio-Recorded Psychoanalytic Sessions”ってなわけで、実際の精神分析のセッションを録音して文字に起こした9ケースに関する検討を行うということです。
ちなみに私は翻訳されたVol.1はまだ読んでないんですが、日本語で読んでもどうやらかなり手強い感じの本らしいです(いや、実際のところ原書で読んだ方がわかりやすいってことはあるわけですが)。
まあ、それに比べればVol.2は面接記録なので読みやすい…のかな?とりあえずお試しってことで、数回読んでみようかってことになってます。
さて…どの国のAmazonさんで買うのが結局安いのかなー。ちょっと検討中なのです。