資格問題

今、私が考える超現実的な心理師(仮称)資格その4─本当はちっとも「現実的」じゃない

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ちゃぶ台返し

シリーズ第4弾。これで完結です。

未読の方はまずは過去ログをどうぞ。

今、私が考える超現実的な心理師(仮称)資格その1─求められる「専門性」とは?(13/10/28)
今、私が考える超現実的な心理師(仮称)資格その2─むしろ「役に立たない資格」にすべき(13/10/29)
今、私が考える超現実的な心理師(仮称)資格その3─資格保持者の情報の管理と公開を(13/10/30)

私が考える「超現実的資格案」(「超現実的」と言ってもシュールレアリズム;超現実主義ではないですよ)についてまとめると以下のようになります。

1)汎用資格である国資格としての心理師(仮称)に臨床心理職としての専門性を求めるのは無理。
2)心理師(仮称)は「それを持っているだけでは役に立たない資格」と考え、専門性に関しては他の専門資格(臨床心理士等の民間資格)で補完すべき。
3)心理師(仮称)資格保持者は、経歴・他に所持している専門資格・業績等の情報を一般の人にも閲覧可能な形で公開することが可能。

3)に関しては、13/11/02のエントリ、心理職資格保持者の「可視化」についてで少し詳しく述べましたが、もう少し補足してみます。

資格保持者の「可視化」の目的は「心理臨床家としての高い専門性を持った資格保持者を可視化すること」ではなく、「心理臨床家として役に立たない資格保持者を可視化すること」です。

別に詳細な学歴や職歴は公開することは必須ではありません。ただ、これにより大卒か大学院卒かはわかりますし、その他の所持資格が公開されれば最低限の(そう、あくまでも「最低限の」です)専門性については判断可能となります。つまり役に立たない資格保持者をあぶり出すことが可能になるのです。

その情報の管理を国か、あるいは国から委託された第三者機関に行ってもらうということです。

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さて、その上で今回のタイトルにもあるように豪快にちゃぶ台返しをさせていただきます。

自分ではこの案が「現実的」だとは全く思っておりません。

なぜか?理由は簡単です。

私にはこの案を実現させる力がないからです。

一連のエントリで述べた資格案は、私が足りない知恵を絞って考えた結果であり、確かに現状の流れのまま国資格創設がなされた場合の考えうる最良の選択だと私は思っています。

しかしどんなに考えても、私にはどうすればこの案を実現できるか全くわかりません。

その気になれば色々出来ることはあるかもしれません。署名運動を行ったり、あるいはデモ活動(どこで誰に対してのデモなのかはわかりませんが)も不可能ではないでしょう。

ただ、どうシミュレーションしてみても、そうした活動によってこの私の案が実現されるどころか、どんどん遠ざかっていく結果しか思い浮かばないのです。他の方がどんな活動をしようとも、それはその人の選択なので止めろとは言いません。ただ、私が自分の案を実現されるのに最も効果的な方法だと思うのは、少なくとも今のところは「何もしないこと」です。

従いまして、今のところ私はただ静観するのみ…そして自分の能力の向上と、自分の心理臨床家としての専門性の向上を目指すのみです。

繰り返しますが、私の案はどう実現させるか全くわからないために現実的ではありません。それでも現状で考えうる最良の選択だと自負しております。

例えば、資格案というか養成課程の案としては、正直なところいくらでも厳しくすることは可能だと思います。単なる案として考えるだけだったら。それは以下の過去ログで述べた通りです。

7ねんまえにぼくがかんがえたさいきょうのりんしょうしんりしようせいかてい(13/10/16)
7年前に私が考えた理想の臨床心理士養成課程(13/10/21)

7ねんまえに〜ですら、まだ生ぬるいところがあるのは否定しません。もっと厳しい案を考えることは可能です。

ただそんな非現実的な案を考えて何になると言うのでしょうか?

単なる思考実験としてならそれなりに面白いとは思いますが、そんな時間があるなら、もっと現実的で有益なことに使えるでしょう。

単に厳しいだけの案を考えるのは、現実を無視しているという意味で全く役に立たないと私は考えます。もちろん、それを実現するだけの現実的な方法を思いつくのであれば、それはむしろどんどんやっていっていただければと思います。そうした現実的なことを考えず理想だけを述べているのであれば、それは現実逃避以外の何物でもないですよね。

そんなわけで、今後も私なりに「超現実的な資格案」を実現する方法は考えていきたいと思います。多分思いつかないけど。

皆さんも良い意見がありましたら、私に教えてくださいませ。

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