かなり攻めてる企画だと思います
13/12/13のエントリ、臨床心理士の「収益化」は難しいという話 あと情報の周知とか偏見とかでも取り上げさせていただいた、「夜回り2.0(IneternetGatekeeper)」という活動をされている団体、OVA(オーヴァ)の代表である、Jiro ITO(ジロウ イトウ)(@110Jiro)さんが、こんな企画をぶち上げております。
いやー、ホント攻めてますねえ。
「夜回り2.0」とは
「夜回り2.0(IneternetGatekeeper)」はこんな活動です。
OVAでは、自殺リスクが高い方を、検索エンジンを利用したネット広告を利用することでダイレクトにリーチし、精神保健福祉士による継続的な支援を行っています。
その手法全体を「夜回り2.0 (IneternetGatekeeper)」と呼称しています。
若者の自殺が増えている事に、「なんとかできないか・・」と思った私はすぐさま私も含む、若者がほとんど持っている携帯(スマホ)にリーチできないか、を考えました。
自殺する人は直前に何を調べるか?例えば「自殺の方法」を調べたり「死にたい」などと入力しないだろうか?と。その瞬間「夜回り2.0」の原型のアイデアが生まれました。
アイデアを思いついてから2週間後にはサイトを作ってリスティング広告を打って、相談を受けていました。
夜回りして、問題を抱えてそうな子供たちに声をかけ、自分の連絡先を渡し、相談を促すという夜回りのプロセスをネット上で自動化(アップデート)したという意味で「2.0」をつけました。
「リスティング広告」というのは、検索ワードに連動して、関連した広告が表示されるというシステムです。つまり、自殺関連のキーワードで検索した人に対して、相談を促すためのリンクを表示する…というシステムがOVAの「夜回り2.0」なのです。
開催しただけで、ある意味成功
そして今回の自殺対策コンテスト!です。
何度か当ブログでも取り上げさせていただきました、『自殺予防の基礎知識』や『インターネットは自殺を防げるか』などの著者である、和光大学の末木氏は、このコンテストについて以下のようにコメントしております。
「自殺対策コンテスト!」は単純に啓発をするというだけではなく、こちらから自殺者の心理状況などについての情報提供をした上で、自殺を防ぐ方法を「主体的」に考えてもらうという点で、これまでの受け身の啓発活動(ちらしを配る/もらうだけ、相談しよう、と言われるだけ)とは一線を画しています。
ちょっとふざけた印象を受ける人もいるのではないかと思いますが、受け身の啓発ではなく、多くの人の主体性を引き出すような啓発活動につながるのではないかと考えています。
皆様の積極的な参加を期待しております。
そうなんですよね。この「主体的に考えてもらう」というのが実はなかなか難しいと思います。
そういう意味で、今回の「自殺対策コンテスト!」を開催したという時点で、ある程度の人数の方々に「主体的に考えてもらう」ということは出来ているわけで、既に一定の成果は得られていると言ってもいいでしょう。
「夜回り2.0」に続くアイディアを!
その上で、少しでも新しいアイデアが得られれば、これはもう「大成功」だと思います。そのためには皆様の協力が必要になってくるわけです。
Jiro ITO(ジロウ イトウ)(@110Jiro)さんはこうおっしゃっております。
数ヶ月前の私のように、ちょっとした思いつき・アイデアが隣の誰かの命を守る事になりえます。そういった地道な活動の積み重ねではないでしょうか。
私も自殺対策という意味においては専門家ではなく「素人」でした。ちょっと違う視点から見てみただけなのだと思います。
ですから、あなたの「視点」を教えて下さい。
自分や周囲の人が「死にたいくらいつらいとき、追い込まれている時」にどんなサービスがあればいいのか。
現状の自殺対策についての意見など些細な事でもいいです。それらの意見・アイデアを組み合わせたり、インスピレーションをうけて革新的な方法が生まれるかもしれません。
そう!ホントにちょっとした「視点」「考え方」でいいんだと思います。
プレゼント目当てでもオッケーですよね
それに、色々プレゼントもありますし。
『iPad Air』や『Kindle Paperwhite』なんかもありますよ。欲しい!
こうしたプレゼント目当てでも全然オッケーだと思います。
とにかく、皆さんが主体的に考えて、一つでも多くのアイデアを出すことが大事だと思います。
このブログを読んでくださっている方だけでなく、出来る限り多くの方に情報拡散していただき、そして出来る限り多くの方に考えていただきたいと思います。
私もちょこっと考えてみたいと思います(ディズニーのチケット欲しいなあ…)。