資格問題

日本心理臨床学会の“「心理師」(仮称)受験資格学部カリキュラム案”を見て思ったこと

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日心臨 カリキュラム委員会

日本心理臨床学会のサイトに、カリキュラム委員会が作成し、2014年3月8日に開催された業務執行理事会で承認された“「心理師」(仮称)受験資格学部カリキュラム案”が3月14日づけでアップされております。

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会員向け情報ですので、多分IDとパスワードを入力しないと見られません。会員の方はよろしければ上記リンク先からどうぞ。

ちなみに以下はあくまでも私の「感想」です。

会員の皆様には、ご意見がございましたら、学会事務局までお寄せくださいますようお願いします。

とのことですが、「ご意見」というほどの立派なものではないので、とりあえず読み流していただけたらと。

あと余談ですが、「(FAXまたは郵便にてお願いします)」ってのは恒例なんですが、何でメールだとダメなんでしょ?といつも疑問に思ってしまうのであります。

さてさて…

とりあえずの感想としては「こんなもんじゃないですか?」ってところですかね。

ただ、このカリキュラムを修了して学部卒で現場に出た場合、よほど研修体制が整っているところでない限り、まず使い物にはならないでしょう。

じゃあ、以前アップされた「大学院カリキュラム案」であれば臨床家として使い物になるかと言うと、もちろんそんなことはないのですが、それでも学部卒よりはマシです。

私が以前述べた「資格をとっただけでは役に立たない」ものにして、「資格保持者の訓練歴・研究歴などのバックグラウンドを簡単に検索できるシステム」を構築するのが現実的なんじゃないかと改めて思います。

今、私が考える超現実的な心理師(仮称)資格その2─むしろ「役に立たない資格」にすべき(13/10/29)
今、私が考える超現実的な心理師(仮称)資格その3─資格保持者の情報の管理と公開を(13/10/30)

せめて、心理師資格保持者が学部卒での資格取得者なのか、修士課程修了なのかくらいは調べられればずいぶん違うような気がするんですけどね。それさえ可能になれば、資格を取得する側も採用する側も、学部卒での資格取得というのは避けるんじゃないかと思うのです。

そんなわけで結論。

「カリキュラム案自体は割とどうでもいい」

という感じであります。

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