今年最初のご恵贈本は、意外な(?)方からお贈りいただきました。
こちらでございます。
実践とかけ離れた精神分析は、臨床理論としての実質を欠いている。その場合「精神分析はなんぼのものか」と言えば、それは見掛け倒しであり、外出用の衣装の一つに過ぎない。
著者が英国タビストック・クリニックで出会った精神分析は,日常と密接にかかわり、生きることそのものに根ざし、普遍的な魅力を持つ実践であった。
精神分析はフロイト以来大きく姿を変えつつある。既存の実践や理論のあるものは、時代とともになくなる運命にあるのだろう。
しかし、それらが消滅しても、情動経験の中に自ら没入し、内省するという精神分析の「実質」は、揺るぎないのである。
気鋭の臨床家が臨床実践から一歩離れた地点で、心の臨床家の専門性を支えるものとしての精神分析の実質を熱く論じる。
出版社の紹介ページでは、目次の他、第1章からの抜粋が読めます。
ありがたく拝読させていただきます。
そして、ちょこっとだけ「あとがき」を読んだのですが、そちらには臨床心理職の国家資格問題に関する、twitterでの議論について触れられてたりします。
皆さんご存知とは思いますが、平井先生の…というか平井先生がツイートしているアカウントはこちら。
大変面白そうな本ですので、ゆっくり読ませていただき、そして後日改めて感想を書かせていただきたいと思います。
平井先生も宣伝されておりますが…
「精神分析の学びと深まり 内省と観察に支えられる心理臨床」アマゾンにて予約注文開始!http://t.co/fh7VUMnDMx
書店に出るの来週。
— 臨床心理士有志の会 (@cpyuhshi2013) April 9, 2014
興味がある方は是非ともどうぞ。
平井先生、どうもありがとうございました。