医師でもある衆議院議員かわの正美氏(日本維新の会)のツイート(@mkawano2416)を引用。
「公認心理師法案」実務者会議。42条2項の医師の指示をめぐり、与党内で異論が出た様子。審議無しならば今国会成立もあり得るが、この辺の議論を議事録に残すべきと言う意見が出たとのこと。委員会審議なら、両委員会は渋滞中で時間かかりそう。会議は来週持ち越し。取り急ぎ、報告受けました。
— かわの正美 (@mkawano2416) 2014, 6月 5
今国会の会期は6月22日まで。ここに来てこの流れはかなり厳しくなってきたと言えるかもしれません。
しかし、今ここでこの「医師の指示」をめぐって異論が出るというのは、むしろ喜ぶべき事態であると言えるのではないでしょうか。
Togetterのまとめ、公認心理師がいよいよ実現?!(そしてそちらからリンクが張ってあるそれ以前のまとめ)を見てもわかるように、我々心理職(と関係者の皆さん)の間で、これだけ「医師の指示」をめぐる活発な議論がなされているわけです。この点についてスルーされ、審議なしのまま今国会成立…というのはあまりにも不自然です。
これまで、報道としては何度か政治レベルでの心理職の国家資格創設の動きが報道されてはそのまま立ち消えて…というパターンが繰り返されてきました。
今回は、これだけ具体的な動きが我々末端の心理職まで伝わってきており(これについてはSNSの影響が大きいですね)、少なくとも実務者会議まで進んでいるという時点でこれまでとはかなり異なるのではないかと思われます。
仮に今国会で成立が出来なかったとしても、そのまま流れてしまうというのは考えにくいのではないでしょうか?この辺りは政治に詳しい方のご意見もうかがいたいところです。
色んな立場からロビー活動をされている方もいるかもしれませんが、我々末端の心理職に出来るのは、事態を注視しつつ出てきた情報から自分なりの意見・考えをまとめていくことだけかなと思います。
国会議員の皆様そして関係各省庁の皆様におかれましては、慎重な議論を重ねた上で法案成立を目指していただけたらと、私は一臨床心理士として願っております。
当ブログとしましては、今後も関係者の皆様に有益な情報提供が出来ればと思います。また、拡散すべき情報がありましたら是非ともご提供ください。
よろしくお願いいたします。