※以下ネタバレ感想アリです。未視聴でこれから観る可能性のある方は自己責任で閲覧を。
昨日のエントリにも書きましたが、映画『マレフィセント』観て来ました。
ちょこっと感想など。
アナ雪より面白かったけどそもそもアナ雪をそんなに面白いと思っていない俺がいる
そもそも『アナと雪の女王』はそんなに面白くなかったです。自分的には。
いや、面白くないと言うと語弊があります。それなりに面白かったですが、脚本上、色々気になった点があって物語に没頭できなかったのです。
それに対して『マレフィセント』ですが、こちらも確かに脚本上気になったところはありました。ただ元ネタのディズニー映画『眠れる森の美女』のツッコミどころはずいぶん解消されてるのが良かったのです。
マレフィセントがオーロラ姫に呪いをかけた理由とか、マレフィセントが悪に染まってしまった理由とか。
あと、やっぱり元ネタでの最大のツッコミどころは「王子様のキスで目が覚める王女様」ですよね。
どうやって呪いが解けるのかって辺りは読めてたけど
『アナ雪』でエルサの呪いを解いたのは男女の愛ではなく、アナとエルサの姉妹愛だったわけですが、『マレフィセント』ではオーロラにかかった呪いを解いたのはマレフィセントとオーロラの間に芽生えた(擬似的な)母娘愛でした。フィリップ王子のキスで目覚めなかったオーロラは、マレフィセントが額にしたキスで目覚めます。
この辺りの展開は読めてましたが、途中で描かれるべきマレフィセントがオーロラに対して愛情を抱く過程というのはちょっと弱い気がしました。
ただ、オーロラは生まれた時に3人からの妖精の贈り物の一つとして「誰からも愛される」美しさってのをもらっているわけですよね。そりゃあ、マレフィセントがオーロラに魅了されても仕方ないでしょう。その辺り、物語の整合性はあったと思います。
カラスがかっこいい
元ネタの『眠れる森の美女』にもそれなりに存在はしていた手下のカラス、ディアヴァル。本作では人間に捕まったところをマレフィセントに助けられ、通常時は人間態で彼女に仕えることになる彼がかっこいいです。
俳優のサム・ライリーのかっこよさもありますが、劇中に出てくる「男」の中では間違いなく一番かっこいいです。
元ネタのクライマックスではマレフィセントがドラゴンに変身しフィリップ王子と戦いますが、本作でドラゴンに変身し、窮地に陥ったマレフィセントを救うために人間達と戦うのはディアヴァルです。
そんなディアヴァルのかっこよさに比して、本来のヒーローであるはずのフィリップ王子の所在なさといったら、もうどうしようもないレベルです。
日通のCMで上戸彩とマレフィセント…?
あとちょっと前から私の中では謎だったのです。日本通運とマレフィセントとのタイアップCMで唐突に上戸彩が出てくるのが。
上戸彩が日通のCMキャラクターだからってのはわかるんですが、あまりにも唐突すぎて。
・映画「マレフィセント」 タイアップTVCM 禁断の秘密篇(記者)(15秒)
で、今回観たのが日本語吹き替え版だったのでわかりました。オーロラの吹き替えは上戸彩だったのですね。確かにそんなに下手じゃないんだけど、プロの声優ではないし誰だろう?とずっと思ってたのです。
あと、オーロラを育てる3人の妖精の吹き替えを物まねタレントの福田彩乃が一人三役でやってたのはちょっと笑いました。こちらもエンドロールの後の吹き替え声優のクレジットで初めて知りました。
・福田彩乃、「マレフィセント」妖精役でディズニー初の一人三役に挑戦! : 映画ニュース(映画.com)
そんなこんなで映画代以上には楽しめた感じ
とにかく主演のアンジェリーナ・ジョリーがかっこいいです。彼女の活躍を観るだけでも価値があると思います。
そして、いつも映画のクライマックスで号泣する我が次女は、当然今回も周りに迷惑になるくらいの勢いで号泣していました。
願わくば、次女が号泣していない環境でゆっくりもう一度観てみたいのでした。