こんなん見つけました。
・摂食障害無料相談窓口を開設(ボランティア) - DMMニュース
弊社代表は、認定心理士としてQ&Aサイトでアドバイスをしていますが、摂食障害に悩んでいる若い人々が多いことに驚きました。何をしていいのか分からず助けを求めてくるのです。この人たちの状況は大変悲惨です。弊社代表は心を痛め、摂食障害の人々のための無料相談窓口を開設することにしました。
「認定心理士としてQ&Aサイトでアドバイス」をしてる…って
当ブログをご覧の方はごぞんじかと思いますが、「認定心理士」とは…
日本心理学会認定心理士とは大学における心理学関係の学科名が学際性を帯びてきて,必ずしも「心理学」という,直接的名称が使われていない場合が多いことから,心理学の専門家として仕事をするために必要な,最小限の標準的基礎学力と技能を修得している,と日本心理学会が認定した人のことです。
Q3:資格取得のメリットは何ですか?
A3:「心理学」という直接的名称が使われていない学部学科を卒業した場合でも,心理学の専門家として最小限の標準的基礎学力と技能を修得していることが証明できます。
Q4:認定心理士ってどんな仕事ができるのですか?
A4:認定心理士は心理学の基礎資格であり,職能の資格ではありません。大学で心理学を専門科目としているということは証明されますので,そのことを生かした仕事は出来ると思われます。
簡単に言えば、学部で心理学を専門科目として大学卒業したということを証明するだけの資格なわけです。
もちろん、それは臨床心理学の専門家であることを証明するものではありません。で、Q&Aサイトでアドバイスするだけでは飽き足らず、摂食障害のための無料相談窓口を開設する、と。
最悪ですね。
そして、こういう批判に対する布石をしっかり打っているんですよね。
上記ニュースの中にはこう書かれています。
(注)カウンセリングを行うわけではありません。どのようにしたらよいかをアドバイスします。
カウンセリングの定義にもよりますが、アドバイスしている時点でそれはある種のカウンセリングなのではないかと思う訳ですが。
少なくとも「自分が本来やっちゃいけないことをやっちゃっている」自覚はあるようです。それだけになおさらタチが悪い。
もちろん、上記ニュース内では「臨床心理士」という言葉は一切使われておりません。とは言え、素人さんが「心理士」という言葉を見たら「臨床心理士」による無料相談なのかと勘違いする可能性は否定できません。
雨後の筍のごとく、この手のWebサービスが濫立している今日この頃ですが、ホント、何か対策しないとマズいと思いますよ。
結局、こういうのを潰していくためには名称独占とは言え「公認心理師」法案を一日も早く成立させる必要があるのだと思いました。その前にまずは選挙ですけどね。