さて、14/12/16のエントリ、もうすぐブログ開設10周年で「ここから1ヶ月は再度、毎日更新してみようかと思っております」などと宣言しながら、19日のエントリを最後に更新が途絶えてしまう「有言不実行」をしてしまったわけですが、皆様いかがお過ごしですか?
言い訳をさせていただきますと、なかなかに忙しかったのでございます。日々の忙しさにかまけて、ガッツリとブログ更新をさぼってしまいました。そしていつの間にか、今年も残すところあと1日と数時間となってしまったわけです。
このまま年内はサボりきってしまおうかなとも思ったのですが、これだけはやっておかねばならない!ということで、恒例のランキングです。
年明けには2014年の年間ランキングとなりますので、年内にやっつけてしまおうと思いまして。
2014年10月1日から12月29日の間に、当ブログ経由でAmazonさんにて購入された書籍のトップ5を発表いたします。
なお、今年第1〜第3四半期の各ランキングはこちら。
・2014年第1四半期売れ筋ランキング(14/04/01)
・2014年第2四半期売れ筋ランキング(14/07/01)
・2014年第3四半期売れ筋ランキング(14/10/05)
そして、昨年のランキングはこちら。
・2013年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウン(前半)(14/01/01)
・2013年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウン(後半)(14/01/02)
ではいってみましょうかね。
第3位が同数で4点もあります。
第3位
臨床心理士や医師などを対象にどこでも、だれでもが受け入れるような常識的で基礎的な技法について、「人と人との出会い」という原点に立ち戻って論じた心の相談のための面接法の書。
相変わらずコンスタントに売れてます。
本日時点で、Amazonさんの「臨床心理学」カテゴリーのベストセラー1位でした。
とにかく未読の方はどーぞです。
関連エントリ:
・【やっぱり】初めての面接の前に読んでおく本【基本でしょ】(05/02/25)
第3位
『根拠ある記録』を素早くつけてスッキリ明日を迎えましょう
電子カルテの導入や説明責任、個人情報の開示請求など、近年相談援助職の記録には高い客観性と専門性が求められている。本書では、記録に必要とされる要素や用いるべき語句、実際の記録の添削例などを収載し、限られた時間で的確な記録を残す具体的なノウハウを提示する。
これも相変わらず売れてます。
他に類書がないというのがとにかく強いですね。
誰か、これの「心理職特化版」を書けば、かなり売れるんじゃないかと思うんですが…いかがでしょ?
…え?お前が書けって?私の記録は見られたものじゃないので無理です。
こちらも未読の方は是非!
関連エントリ:
・【必要な人は】『相談援助職の記録の書き方―短時間で適切な内容を表現するテクニック』【多いのでは?】(2012/10/23)
第3位
スクールカウンセラーや養護教諭,教育相談の担当者など学校関係者のための臨床雑誌。 今回の特集は,いじめ問題への解決,予防の理論と実際を詳細にまとめました。いじめへのスタンスが変わりつつある現在,新しいスタンダードとなることでしょう。
こちらは今年出た雑誌です。
今年もお世話になりました、遠見書房さんの雑誌『子どもの心と学校臨床』の最新号。紹介したのは10月末でしたが見事にランクイン。
とにかく学校臨床関係者は必読だと思います。読んでない方は是非。
そして、遠見書房の山内様。ちょこっとご相談したいことがありますので、来年よろしければ一度お会いしとうございます。
関連エントリ
・雑誌『子どもの心と学校臨床 第11号 特集:いじめへの対応と予防』がずいぶん前に出てた(14/10/30)
第3位
不登校で苦しむ家族の希望の書! 不登校になってしまった原因は追及せず、1日3分の家族の働きかけにより、子どもの心のコップを満たしていくことで、必ず再登校が実現します。豊富な成功事例が全国で注目の的です。
実はこの本、未紹介だったりします。
未紹介に関わらずランクインしているということは、他の本と一緒に売れたということです。
そんなわけで私は未読ですので、積極的にオススメできません。
機会がありましたら読んでみたいと思います。
第2位
チェックリストでもラベリングでもない「心理アセスメントの六つの視点」を,第七の視点(here and now)で有機的につなげ,クライエントの立体的な全体像をとらえるために――若手臨床心理士に贈る「心理アセスメント入門」必携書。
心理アセスメントの六つの視点(トリアージ1・トリアージ2・病態水準にまつわる要素・疾患にまつわる要素・パーソナリティ・発達生活の実際)から得られたものは,第七の視点(here and now)を通じて集約され,ネットワークのようにつながりながら立体的に存在する。臨床心理面接と不可分な“それ”は“家”のイメージであり,アセスメントから得られた成果をヒントにクライエントの全体像を立体化してゆく内的努力を,セラピストは学派を越えて行なっている。この“家”(=心理アセスメントにおける六つの視点を通じて成っている立体的な像=臨床心理学から見たその人の全体像)のなかでクライエントとセラピストが共生するイメージ――それこそが,真の心理アセスメントである。
相変わらず売れてますね。
今さらどうこう言う必要はないと思います。
未読の方は是非ともどうぞ。
関連エントリ:
・津川律子著『精神科臨床における心理アセスメント入門』(09/07/23)
第1位
米国精神医学会(APA)より刊行されたDSM-5マニュアルから診断基準のみを抜粋した、いわゆる「Mini-D」と言われる小冊子の最新改訂版。19年ぶりの改訂となる今回は、自閉スペクトラム症の新設や双極性障害の独立など従来の診断カテゴリーから大幅な変更が施されている。今回から日本語版用語監修として日本精神神経学会が加わった
予想通りの第1位でした。圧倒的な強さです。2位の6倍以上売れてます。
必要な方は既に買っていると思います…というか、心理臨床に関わる方、全員に必要な本だと思います。
んなわけで、持ってない人は買ってください。今すぐポチっと!
関連エントリ
・【DSM-5の】『DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引』【ポケット版】(14/11/05)
総評的なもの
いかがでしょうか?皆さんが購入された本、持ってらっしゃる本はランクインしてましたか?
とにかく『DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引』の強さが圧倒的だったのが印象に残りました。
確実に今年のトップ5に入ると思います。
実は、今年の9月にAmazonさんのアフィリエイトの料率が改訂されまして、圧倒的にブログ経由での収入が減ってしまいました。
ただ、これにめげずに来年も皆さんが書籍を購入される際のご参考になるような情報をご提供できましたら幸いでございます。
皆様良いお年を!
そして、2015年1月1日に2014年売れ筋ランキングTOP10 カウントダウンをアップする予定です。お楽しみに!