心理・精神医学本

【ご恵贈】村瀬嘉代子・青木省三『心理療法の基本[完全版] 日常臨床のための提言』【感謝】

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心理療法の基本

結構前にお送りいただいていたのですが、ご紹介が遅れてしまって申し訳ありません。

先日、こちらの本をご恵贈いただきました。著者の先生方、出版社の担当の方、ありがとうございます。

「本書には,読んではっと気づくという即効性もあるが,時間の中で熟成し自分がいくらか変わるという遅効性もある」(青木)

「心理療法に「天性」などということは殆ど関係なく、この道を志し、歩み入ったならば、自分の中の知見(これはただの暗記でなく、自分の経験と知識に照合し、自分の中を潜らせて、自分のものとして納得し、使いこなせるものになっている)を豊かにするべく不断に努め、安易に自分の生の感情に自分を委ねるのではなく、考える、その結果生じる感情を大切にする、という態度を磨いていくことが求められていると思われるのです。」(村瀬)

初級者からベテランまで,治療者のセンス・資質・心理療法に求められる基本的条件を二人の卓越した臨床家が論じる。「村瀬嘉代子の心理療法」を読み解くための最適な副読本であり,心理療法家をめざすすべての人に。

出版社の紹介ページでは、目次の他、青木氏による「新版への序」と村瀬氏による「新版へのあとがき」が読めます。

心理療法の基本[完全版] 日常臨床のための提言金剛出版

書名には[完全版]とあり、序とあとがき、どちらも「新版への」がついておりますが、これは

なお、本書は、二〇〇〇年刊『心理療法の基本』と、二〇〇四年刊『心理療法とは何か』を合本したものである。全八回、二〇時間近い対談の記録であり、かけがえのない一回限りのものでもある。対談を一冊にまとめて残すことを企画いただいた立石正信さんに改めて感謝申し上げる。

(新版への序 より)

ということだそうな。

いずれも絶版(品切れ?)になっており、恐らく古書市場でそれなりのプレミア価格がついていたものと思われます。つまり「評価が高かった」ということですね。

そして、読んでみた感想なのですが…

…実はまだ読めていないのです。

実際のところ、色々忙しいということもあるのですが(そのためにブログの更新も滞りがちだったり)、それでもスキマ時間がないわけではないのです。

工面すれば読めるような気もしますが、何かハードルが高いというか…何なんでしょうか?これは。

多分「じっくり腰を据えて読みたい一冊」なのだと思います。

なんせ二大巨頭の「二十時間近い対談の記録」ですから。空いてる時間にチャチャっと読むのではなく、ちゃんと味わいたいのですよね。

そんなわけで、感想はまだ書けません。

ただ、間違いなく名著だと思います。少なくとも前2作の評価が定まっているわけですし。

初学者からベテランまで、是非ともポチっとしていただけたらと思います。

そして私も、ちゃんと読んだらまた改めて感想をアップさせていただきとうございます。

お送りくださった金剛出版の方、本当にありがとうございました。そして、必ず感想はアップいたしますので、今しばらくお待ち下さいませ。

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