私、基本的に文章を書くのは嫌いじゃないというか、どちらかというと好きな方でして。そりゃそうですよね。毎日ではありませんが、最近はこうしてそれなりの頻度でブログ更新なんかもしているわけですから。
そして、どちらかと言えば文章を書くのは得意な方だとも思ってます。…が「この手の文章は書けない」というジャンルもあるのです。
それが何かと言いますと「心理学的な内容を一般向けに書く」ということだったりします。
当ブログの読者の皆様は何となくごぞんじかと思います。このブログ内の心理学関連の内容は、一般の方が読んでもほとんどわからないはずだということを。
そんなワタクシですから、心理学の専門家で一般向けにちゃんとした心理学に基づいた文章が書ける人に対してはうらやましいというか、嫉妬みたいなものを感じてしまうのです。
で、ワタクシ的に最近はこの方をすげーなーと思っておりまして。
夫婦関係のお悩みを解説しました。コメントランク1位(ライフ)です。幸せなご夫婦が増えると嬉しいです。子どもが出来たら夫を愛せない? 産後に秒速で夫を嫌いになる女性心理学(Mocosuku Woman) - Yahoo!ニュース http://t.co/GzM4o1XRfO
— 杉山 崇 (@sugys_lab) 2015, 10月 5
怖い事件でしたね。解説してみました。コメントランク(ライフ)7位でした。【三重女子高校生刺殺事件】殺してと頼む心理、応じる心理とは? 死の本能の精神分析学 http://t.co/nLrdnmhbby #Yahooニュース
— 杉山 崇 (@sugys_lab) 2015, 10月 7
おかげさまで人気記事にランクされました。アゴラでは場違いの話題かと心配していましたが、一安心です。みなさん、スポーツから人生を学べます。喜びを学べます。本田圭佑チーム批判とマーケティング心理学 http://t.co/w9kpefMR6g
— 杉山 崇 (@sugys_lab) 2015, 10月 9
神奈川大学人間科学部教授の杉山崇氏です。
サイトもちゃんと作りこんであります。すげえ。
実は先日、そんな杉山氏と直接お会いする機会がありまして。
そうです。杉山氏は昨日ご紹介したReme(リミー)の監修をされていて、私もその企画に携わっている関係でお目にかかった次第であります。
いつもの私の勝手な妄想で、実際のところお会いする前は「いけ好かねえ奴なんじゃねーか」と思ってたりもしたのです。
ところが!ですよ。
すげえいい人なんです。
私みたいにむやみに人をdisったりしませんし(それは人として当たり前)、物腰も柔らかく、「ああ、この人は臨床家としても優れた人なんだろうなあ」と思わせるようなオーラを漂わせている方でした。
そしてなんと!ご著書までいただいたしまったのです。それが冒頭の写真にもあります、こちら。
仕事・友だち・恋愛・近所づきあい……、人づきあいの悩みが吹き飛ぶ“三角形”とは?
「初対面のとき何を話していいのかわからなくて気まずい」
「1対1だと会話が続かない」
「話しかけたいけど何と言って声をかけたらいいのかわからない」あなたもこんな悩みを抱えていませんか?
人づきあいが苦手だと損をします。チャンスは他の人に流れていくし、疎外感を感じて自分の存在価値を見失ってしまいます。結果、不愉快な思いを抱えながら生きることになるでしょう。逆に言えば、人づきあいが幸せなら、人生も幸せなのです。
本書では、人づきあいが苦手だった臨床心理士の著者が、誰でも幸せな人づきあいができる“三角形”をご紹介します。ここでいう三角形とは、「自分」と「相手」、そしてその相手とやり取りする「会話の内容」で形作る三角形のこと。
常にこの三角形を頭に思い描きながらコミュニケーションを取ることで、人間関係のストレスは軽くなるし、以前よりも格段に人づきあいが上手くなります。初対面や1対1での会話、気になる人への声のかけ方など、あなたが抱える悩みもたちどころに解決するはずです。ぜひ、この三角形について学び、人生を豊かにしてください。
出版社のページでは目次など詳しい情報が見られますよ。
当たり前の話なんですが、一般向けの書籍なのでとにかく読みやすいです。
そして懐かしいです。ニューカムのA-B-Xモデル。大学院受験の時に覚えました。
そのA-B-Xモデルを様々な場面に適用することで、人づきあいの問題への具体的対処法を知ることができるといういうのが本書の主な内容です。
複雑なスキルを必要としないので、私みたいな人づきあいが下手な人間にとってはホントに役に立つ本だと思います。
「専門的な内容を一般向けにどう語るか」というモデルとしても役に立つ本であり、そういう意味では学生さんや専門家にもオススメできる一冊です。
私としては、杉山氏の他の本、特に専門書をちゃんと読んでみたくなりました。
近々出版されるこちらが特に気になってます。
…
というわけで、こんな駄文でいいのか?と思いつつご紹介させていただきました。
今後とも何かとお世話になるような気がしますので、是非ともよろしくお願いいたしますです>杉山先生