またまたお久しぶりの更新になってしまいました。前回の更新が5月19日だったので、約1ヶ月ぶりでございますね。
いやー、ホント最近忙しくてですね、なかなか更新もままならないわけですよ。
ともあれ、一応生きてはいます。
おちこんだりもしたけれど、私はげんきです
…ってことで。
さて、久しぶりの更新なのにトップ画像的な感じになってしまっております。ワタクシ激おこでございますよ。
何にそんなに怒ってるのかって?
これですよ。これ。
・資格問題の諸情報・電子版速報 No.24(一般社団法人 日本臨床心理士会)
問題の部分を「2.[当会の動き等](1)公認心理師に関する説明会/(2)今後の活動について」から引用いたします。
(2)今後の活動について
今後の活動について、前々号では当会の課題として以下を掲載しました。
1)会員の国家資格の取得に対して支援すること。
2)公認心理師の職能団体として当会が責任と役割を果たすための組織体制を検討するこ
と。
3)新たな組織体制において、懸案であった公益法人化を図ること。
なんかさらっと書かれてますね。
「公認心理師の職能団体として当会が責任と役割を果たすための組織体制を検討すること。」
と。
これ、普通に読めば「日本臨床心理士会は公認心理師の職能団体となることを目指します」ってことになりますよね。
なんだそれ?!
いや、ホントめちゃくちゃな話ですよ。
上記「資格問題の諸情報・電子版速報 No.24」からさらに引用します。
2)公認心理師の職能団体として当会が責任と役割を果たすための組織体制を検討すること。
この項目は第4回理事会決議の実現に向けての課題となります。3)新たな組織体制において、懸案であった公益法人化を図ること。
当会が公益認定を受けることが困難であったのは、時期的に国家資格が検討されている状態であったことも関係しているようです。国家資格の職能団体であれば公益法人化の困難はクリアできるので、2)に引き続きこれに取り組むことになります。
この「2)」から「3)」の流れなんかは、もう狂気すら感じますよね。
「国家資格の職能団体であれば公益法人化の困難はクリアできるので、2)に引き続きこれに取り組むことになります」って、当たり前のように自分たちの組織が、そのまま国家資格の職能団体になるという前提で話をしてる辺りがホラーです。
んなこと、実現できるわけないじゃないですか!
これを受けて、ツイッター上で様々な議論がなされており、その辺りがまとめられておりますよ。
・「公認心理師、職能団体のゆくえ」(Togetterまとめ)
そして、「公認心理師」成立を応援するブログでは既存の民間資格保持者のための職能団体(この場合は日本臨床心理士会)が国家資格である公認心理師の職能団体にそのまま移行する案のメリット・デメリットがまとめられております。
・公認心理師、職能団体のゆくえ(「公認心理師」成立を応援するブログ)
まあこの「移行のデメリット」を読むだけでも、まず実現不可能であることはわかるわけですよ。
公認心理師法案の成立までには日本臨床心理士会以外の数多くの職能団体や学術団体が関わっており、現実的に考えて移行なんて出来るはずがないのです。それは仮に日本臨床心理士会の会員の総意が得られたとしても、です。
もうちょっと細かいことを言えば、我が国における臨床心理士資格の取得者が、そのまま全員、日本臨床心理士会の会員になっているわけではないので「日本臨床心理士会の総意=臨床心理士資格保持者の総意」でもないわけです。
これがネットのガセ情報だったらまだいいんですが、問題は公式の文書として公表されているということです。
実際、昨年の9月の時点で「そういう動きがあるらしい」という情報はあったんですよね。
・臨床心理士会の性急な名称変更というネット情報への疑問(「公認心理師」成立を応援するブログ)
臨床心理士会での公認心理師法成立を受け、臨床心理士会が公認心理師会に名称変更しようという話が出ているようである。これは、インターネットのSNSを通して、「9月26日の日本臨床心理士会の理事会で、臨床心理士会の公認心理師会への名称変更が議題にあがっている」という情報が伝わって来たものである。
あの時は私も「んなことあるわけねーじゃん」と思っておりましたし、公式の文書が出てから議論すればいいと考えておりました。恐らくそんな文書は出てこないだろうとすら思っていたのですが、それがこうして表に出てきてしまった、と。
さて、どうしたもんかね…と思ってちょこっと考えてみた結果、一応、現時点でのワタクシの見解はそれなりにまとまりました。
まとまったわけなのですが、そこまで書いてしまうと長くなってしまいそうなので続きはまた明日。
…明日ちゃんと更新できるのかが問題なんですけどね…。
ちゃんと更新するぞー、おー!