このブログでも散々神経心理学関連の書籍を紹介していますし、実際、このブログ経由で購入されている本の傾向を見ると、最近、多くの方が神経心理学に興味を持ってるのだなぁということがわかります(ロテ職人のセレクトショップ・「神経心理学」のカテゴリ参照)。
こうした傾向は一過性の流行ではなく、今後も続いていくのではないかと思います。脳ですべてが分かるというわけではありませんが、それでも神経心理学的な知識はこれからの臨床実践の上で必須です。それは病院臨床に限らず、です。
ただ、「これから勉強しようと思う」方にとって神経心理学というのは取っつきにくいところがあるのは確かかもしれません。
そんな人に入門編としてお勧めしたいのがこちら。
神経心理学の挑戦 | |
山鳥 重 河村 満
おすすめ平均 |
この本、対談形式(といってもほとんど話しているのは山鳥氏ですが)ということもあり、比較的読みやすいです。神経心理学という軸はあるものの内容は多岐に渡っており、個人的には「漱石」と「グレン・グールド」(今は亡きピアニスト)の話が面白かったです(詳しくは本書を読んでくださいな)。
専門用語も出てきますが、分からないことがあったら以前紹介したこちら↓など参照するとよろしいかと思います。
高次脳機能障害学 | |
石合 純夫
おすすめ平均 |
神経心理学入門 | |
山鳥 重
おすすめ平均 |
現在臨床の現場で働いている人、大学院生問わず、これから勉強する人には大変お勧めの本でございます。2000年刊の本なので、最新の知見が載っているわけではありませんが初心者には最適かと。
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